「痛い立ち位置」の概要

ポルノグラフィティ24枚目のシングル

ポルノグラフィティ【痛い立ち位置】歌詞の意味を考察!どんな立ち位置なの?慣れた女を演じてみるけど…の画像

「痛い立ち位置」は2008年にリリースされました。

ポルノグラフィティの通算24枚目のシングルとなります。

「痛い立ち位置は」同シングルの1曲目に収録。

他には「サマーページ」、「ナイトトレイン」などの曲が収録されています。

どれも熱い恋模様を描いたポルノグラフィティらしい楽曲です。

MVにはperfumeも出演

「痛い立ち位置」のMVにはなんとあの女性ユニットperfumeも出演しています。

これはメンバー新藤晴一の熱い希望によるものだそう。

歌詞の一部はperfumeによって歌われ、より女性らしい曲に仕上がっています。

ポルノグラフィティが女性目線の曲を歌うことは一般的です。

ですが女性ボーカルを含めた楽曲は非常に珍しいといえます。

曲の背景

交錯する男女の駆け引き

「痛い立ち位置」は、男女の駆け引きを描いた曲です。

特にポルノグラフィティらしい女性目線での恋模様を描いています。

また、この恋は決して順調なものではありません。

通じない自分の想いに胸を焦がす女性の様子が克明に描かれているのが特徴。

どうしようもない恋愛感情の繊細な描写の傍らが見所でもあります。

しかしそれと対照的なのが力強いジャズテイストのバックミュージック。

大胆不敵でジャジーなサウンドも見逃せません。

主人公は女性

「痛い立ち位置」の主人公は「私」という一人称を使っています。

語尾などから推測すると女性なのでしょう。

曲中に、男性の言葉が出てくることはありません。

つまり女性ならではの気持ちを綴った曲ということになります。

「自分を見てほしい」「会いたい」といった様々な恋愛感情。

その中での「痛い立ち位置」とは一体何なのでしょうか。

答えは後程ご説明していきます。

彼との関係性

遊びで知り合った彼

ねぇ 純情をコインに換えて
賭けさせといて
ルーレットが回り始めない

出典: 痛い立ち位置/作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一

最初の歌詞はこんな出だしで始まります。

このフレーズは彼との出会いを意味しているものと思われます。

ですが、「純情をコインに」というフレーズからもただならぬ空気を感じます。

どうやら最初から親しい友人や、クリーンな関係ではなかった様子。

恐らく当初の2人は遊び程度の関係だったのでしょう。

しかしその後の「ルーレットが回り始めない」という表現。

ルーレットとは恋の駆け引きを比喩したものだと考えられます。

それが回らないということは、恋が始まりもしないという意味に捉えられますね。

好意を抱く主人公

期待させられた分は取り返したい
あなたが全部悪いんだよ 会いたい
ねぇ 怒ってるの?着信は
残ってるはず
三度目は直留守だし

出典: 痛い立ち位置/作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一