未来はこうとか理想はこうとか
心に土足で来た侵略者は
正義だとか君のためだとか
銃を片手に身勝手な愛を叫んだ
出典: Universe/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
皆それぞれに、自分だけの大事なものや正しさを持つこと。
それはとても良いことの一方で、だからこそ世の中からは争いがなくなりません。
争いや戦争は、全てにおいてどちらかが正義でどちらかが悪というわけではありません。
争いはいつだって、2つの相容れない正義の中で起きているのです。
自分にとっての正しいことや正義を持って、それに従って行動する事は素晴らしいこと。
ですがそれを良かれと思って誰かに押し付けたり、相手にも自分と同じ正義を持ってもらおうとしたり。
それらの小さな積み重ねが、ゆくゆく大きな争いや戦いを生み出してしまうのです。
嬉しい悲しいどっち?正しい間違いどっち?
主役を奪われ途切れた劇のように
立ち向かう逃げ出すどっち?答えを決めるのはどっち?
本当は 分かってるんだけどね 不安で
出典: Universe/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
自分の正しさに自信がなくなっても
0点のままの心を覗いて
悩んで泣いて時間になって
暗転した舞台明かりは灯って
怖がってたって 傷ついてたって
世界は回っていく 拍手も声もなく未来は
ただ流れてく
出典: Universe/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
誰しもが、そんな2つの正義の争いに大なり小なり巻き込まれたことはあるはず。
その中で傷ついたり、あるいは誰かを傷つけてしまったり。
自分の正義や正しさは誰かを、もしくは自分を苦しめるものではないのか。
そんなことを思って悲しくなったり辛くなったり、怯えて足がすくむこともあるでしょう。
それでも、時の流れはあなたを待ってはくれません。
蹲っている間にも、刻一刻と時間は過ぎていきます。
自分の正しさが分からなくなり、立ち止まる事は決して悪いことではありません。
ですがいつか必ず、自分の足で。あなたは再び歩き始めなくてはならないのです。
自分にとっての大切なものをたくさん見つけよう
足が止まりそうな時はこれまでの日々を思い出して
星空を見ていた 茶色くなる掌 ブランコに揺られ はしゃいでる姿は
面倒と幸せを行ったり来たりして ジグザグに散らばる僕の星座
重ねた日々は遠くの惑星だ
思い出し忘れて めぐる過去の向こうから 君は
出典: Universe/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
自分の正しさに自信がなくなって、何が正解なのかわからなくなって、足が止まりそうな時。
そんな時は、これまで辿ってきた自分の道のりを思い出してみて下さい。
自分が大事なものを守ってきた時、背中を押してくれたり、応援してくれたりした人たち。
今のあなたを見て、彼らはどんな表情をしているでしょうか?
彼らの表情こそが、きっと今あなたが歩む道のりが正しいのかを何よりも雄弁に語ってくれるでしょう。
あるいは、これまでの自らが歩んできた日々。
この道のりを歩んできてよかった、と。心からそう思いますか?
もしそう思う事ができるなら、大切な人たちが、それでも自分を暖かく見守ってくれているなら。
きっとあなたが今選んでいる正しさは、少なくともあなたにとって間違ったものではないはずです。
あなたにとっての流星=大切なものは何ですか?
暗い心にやって来た流星
笑って泣いて 答えを知って
満天の星の中僕の惑星
彷徨ってないで こっちへおいで
今日は帰ろういつの日も野に咲くユニバース
ただひとつだけ
出典: Universe/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
これまでの道のりを思い出した中で、きっといろんなことに気付かされることもあるでしょう。
たくさんの気づきの中でも、特に大事な事。
それはきっと、自分が正しいと思う事や大事にしたいと思う事は、たくさんあって構わない、という事です。
自分にとっての正しさや勇気、大事な物は、きっとあなたの心の中に暖かな光を灯してくれます。
ユニバースという言葉は、日本語に訳すと宇宙や世界という意味があります。
あなたも自分の大切なものをたくさん集めて、自分だけの世界を形作っていきましょう。
まるで沢山の流星が流れる、宇宙のような素敵な世界を。
最後に
本日はOfficial髭男dism『Universe』をご紹介致しました。
自分にとってのたくさんの大事なものを見つけて、それを大切にしながら生きていこう。
そんな生き方の大切さを教えてくれるような、素敵なメッセージが綴られた曲となっていました。