「出会いのかけら」
シングル「出会いのかけら」
「出会いのかけら」は2008年1月発売の、ケツメイシの20枚目のシングルです。
タイトル曲である「出会いのかけら」のほかに、「あなたに会えてよかった」と「都会の夜」が収録されています。
本作はオリコンチャートで週間2位を獲得し、日本レコード協会のゴールド認定を受けています。
アルバム「ケツノポリス6」
映画の主題歌に起用
映画「陰日向に咲く」とは?
「出会いのかけら」は、2008年1月に公開された映画「陰日向に咲く」の主題歌として起用されました。ドラマも含め、ケツメイシにとって初めての主題歌起用となった楽曲です。
「陰日向に咲く」は劇団ひとりの同タイトルの小説を映画化したもので、映像化にあたっては制作会社が争奪戦を繰り広げたということです。
主演を岡田准一、ヒロインを宮崎あおいが務めた本作のキャッチコピーは「ひとりじゃない。」でした。
原作は劇団ひとりのデビュー小説
「陰日向に咲く」は2006年1月に刊行された、劇団ひとりの小説家デビュー作です。
初版は1万5000部だったものの、同年上半期の直木賞有力候補に挙げられるなど話題性は非常に高く、2008年2月には54刷で100万部を突破。各方面の著名人からも絶賛を浴び、大ヒット作となりました。
小説では日向に出ることなく社会の落ちこぼれとされる6人の立ち直りがオムニバス形式で描かれています。
「出会いのかけら」の歌詞を見てみる
繰り返される出会いの中で
巡り合いの中で生きてく また人を少し好きになる
喜びや悲しみさえ全て 自分の事と受け入れたなら
恵 愛の中で満ちてく 逃げずに自分の事も好きになっていく
出会いも別れも乗り越えた 君はもう一人じゃないよ ずっと
永遠に ずっと
出典: 出会いのかけら/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ
人は誰かとの巡り合いの中で生きています。誰かの喜びや悲しみも自分の事のように受け止めることができたら、また少しだけ人を好きになれるのかもしれません。
愛と慈しみに満たされれば、自分から目を背けることなく、全てを受け入れて自分を愛せるんだ。出会いや別れを乗り越えて来た君は、これから先は一人じゃないんだよ、というメッセージが伝わってきます。
限られた時間の中での人生
覗けば小さいと 思えばいいね
だって この星には 何千何万って人がいて
僕は果たして何番?
意味のない そんな順位付け
「人は皆それぞれさ」と踏みつける
今 そこにある自分の立ち位置で
一人一人 皆 懸命に生きてる
出典: 出会いのかけら/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ
地球上の人間全ての中で優劣を競い合うなんて無意味なくらい、広い宇宙の中で人生で与えられた時間は限られています。
人はそれぞれ自分の持ち場で一生懸命に生きているのだから、他人と比較することなど必要ないんだ、と歌います。