【風は西から/奥田民生】○○の企業CMソングとして書き下ろし！歌詞＆コード譜はこちら♪

ギターが轟く奥田民生らしい爽快なロックナンバー。ドライブしながら大音量で聴きたい曲ですね。

マツダは「Be a driver.」というキャッチコピーでプロモーションを展開しているのでまさにピッタリの曲！

それから奥田民生は広島出身ということで、同じ広島の地場企業でもあるマツダが依頼したのでしょうね。

普段、奥田民生はあまり強いメッセージを伝えるアーティストではないですが、珍しくこの「風は西から」では熱いメッセージを感じます。

「メッセージ性のある歌詞をお願いします」なんてマツダからの依頼があったのかもしれませんね。

いつもは飄々とした奥田民生の秘めた情熱を感じることができる「風は西から」の世界を見ていきましょう！

心が熱くなりますよ！

このPVでは奥田民生本人もエンジニア役で出演しています。緊張しすぎた演技が面白いです。役者に向いてないな！と一発で分かります（笑）。

自動車の強度試験で使うダミー人形が主人公です。マツダの試験場で次々に仲間のダミー人形が、車の衝突実験で壊れていくの目の当たりにします。

そして、怖くなったダミー人形は試験場を脱走。広島の街中へ逃げます。ふと、店の店頭で新聞に目をやると「ダミー人形が試験場から逃走！」の記事。

さらに逃げなくてはなりません。その後、ライブハウスで女の子と出会って意気投合し一夜を共にします。

しかし、朝になって自分の使命を思い直し、女の子を後にして試験場に戻ります。そして、車に乗って衝突実験のために壁に向かって加速する場面でPVは終わります。

非常に切ないPVなので涙が出てしまいました（涙）。

愛した女性を守りたいがため、その人の自動車を安全にしたいからという使命で自ら壁に激突したのでしょうか。

とても切ないですが素敵なストーリーになってますので奥田民生のファンでなくてもオススメです！ぜひ、チェックして涙して下さいね♪ 

マツダのロードスター（車）のかっこよさもチェックできるPVです♪さすがスポンサーです。

奥田民生の歌詞というと、ちょっと俯瞰して距離を取った歌詞が多いのですが、「風は西から」はちょっと違います。その違いを考えながら歌詞を見ていきましょう。

力を抜いてこの歌詞を奥田民生は歌っていますが、実は非常に強いメッセージを歌っています。

虹は渡れません。雲も掴むことはできません。当たり前のことです。

しかし、大きなことを成し遂げようとすることは虹を渡ったり、雲を掴むようなことです。

コツコツと毎日毎日のほんの小さなことの積み重ねが大きなことを成し遂げる唯一の方法です。

イチローは「天才！」ともてはやされていますが、本当は日々のホコリのような小さなことの積み重ねによって今のイチローは存在しているのです。

イチロー自身はそう語っています。奥田民生も同じようなことを考えているのでしょう。

そんなコツコツする努力に対して「笑う人」がいるかもしれません。「おまえじゃ絶対無理だよ！」なんて外野の言葉は「笑っといてもらおう」です。

気にする必要は全くありません。自分で選んだ道ですから自分で進むだけです。

「あなたは私の代わりに進んでくれるのですか？」

「いいぜ」が力強いですね！

「魂で突っ走れ！」なんだかんだいっても最後は気合で進むしかありません。テクニックよりも最後は「魂」＝「心」が勝利します。

小手先で誤魔化しが効かないレベルまで到達してしまえば誰にも文句は言われません。

未来はきっといいと思って行動することが毎日にパワーを与えます。

ここの歌詞は熱い歌詞ですが、奥田民生らしくやや力が抜けているのが魅力的ですね。このゆるさが強さを引き立てます。

「輝き放題」って奥田民生らしくなくて逆に印象に残ります♪