夢のコラボ実現
『殺し屋危機一髪』は2013年6月にリリースされたシングルで、椎名林檎とジャズバンドSOIL&"PIMP"SESSIONSのコラボ楽曲です。タイトルといい、MVといい、実にクールでかっこいい楽曲です。
椎名林檎とは
1978年生まれの椎名林檎は、日本を代表するシンガーソングライターでありクリエイターでもあります。
2016年リオデジャネイロオリンピック/パラリンピックの閉会式で披露されたフラッグハンドオーバーセレモニー(FHO)では、クリエイティブスーパーアドバイザーとして音楽監督を務めました。
デビューから東京事変へ
学生時代からバンドを組んでいた椎名林檎は、高校3年で学校を辞めアルバイトをしながらデモテープづくりにはげみました。
紆余曲折あって1998年5月『幸福論』(東芝EMI、現EMI RECORDS)でデビューしましたが、同年9月にリリースした2ndシングル『歌舞伎町の女王』で注目されるようになりました。
その後、数々の楽曲をリリースし、2000年3月にリリースした2ndアルバム『勝訴ストリップ』が230万枚を超える大ヒットとなりました。
同アルバムで日本ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞。さらに第42会日本レコード大賞ベストアルバム賞を受賞しました。
2003年11月、9枚目シングル『りんごのうた』をリリースしたのち一旦ソロ活動を休止します。
バンド「東京事変」結成から解散まで
メンバーはボーカルの椎名林檎をはじめ、亀田誠治(Ba)、畑敏樹(2003-2012刃田綴色、Dr)、浮雲(Gt)、伊澤一葉(Key)といった個性派ミュージシャンが集まりました。
数々の名曲を残し、2012年2月29日(ツアー最終日)を持って東京事変は解散しました。
その後、再びソロ活動を再開した椎名林檎ですが『殺し屋危機一髪』は東京事変解散後にリリースした楽曲となります。
SOIL&"PIMP"SESSIONSとは
SOIL&"PIMP"SESSIONS(ソイル・アンド・ピンプ・セッションズ)は5人組のインスト・ジャズバンドです。
SOILは「塵、埃、土壌、大地」を、PIMPは「伊達男」を表します。
ライブを中心として活動していますが、最近ではテレビドラマ等に楽曲を提供しています。
有名なところでは「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」の主題歌にコラボした『他人の関係feat.SOIL&"PIMP"SESSIONS』をリリースしました。
椎名林檎とは過去にコラボもしており、2006年には配信限定シングル『カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)』に編曲・演奏で参加しました。
2009年にも『MY FOOLISH HEART〜crazy on earth〜』でコラボしています。
超クールなMV
『殺し屋危機一髪』のMVは、数々のMVやCMを手がける児玉裕一がメガホンを取りました。
過去には椎名林檎、東京事変、サカナクション、Perfume、水曜日のカンパネラ、スネオヘアー、SMAPなどのMVを手がけています。
SOIL&"PIMP"SESSIONSが殺し屋にふんし、椎名林檎がマドンナ。まるで禁酒法時代のアメリカギャング映画のようです。