ヒーローへの応援歌・「ポラリス」

BLUE ENCOUNTの11thシングル

「ポラリス」BLUE ENCOUNTの11枚目のシングルとなります。

疾走感のあるメロディと高音を基調とした歌声で、とにかくカッコイイ曲です!

MVは切り立った山岳で曲を演奏する映像で、よりワイルドさと魂の熱さを感じられる曲となっています。

タイトルの「ポラリス」とは星の名前で、こぐま座のしっぽにあたる恒星です

日本では北の空に回り続ける北極星としてよく知られていますね。

超有名な星の名前を掲げるこの曲は、まさに極星のように輝くヒーローのための歌。

逆境に立たされても、諦められないあるもののために戦う歌詞です。

その「あるもの」とは何でしょうか。

「ポラリス」の歌詞の意味を一緒に考えてみましょう。

アニメ『僕のヒーローアカデミア』OP

BLUE ENCOUNT【ポラリス】歌詞の意味を解釈!生きがいを感じるのはなぜ?闘いの果てに何を見るの画像

「ポラリス」は大人気アニメ『僕のヒーローアカデミア』第4期のOP曲です。

何の個性もなかった普通の少年である主人公が、ヒーローを目指すために戦うという学園系の物語。

4期では敵からある女の子を助けようとする展開で、「ポラリス」の歌詞との連動性が話題になりました。

曲の発表と共にノンクレジットのオープニングムービーも公開され、ますます盛り上がったほど。

アニメ版の方も、曲にぴったりなカッコよさになっていておすすめです。

守りたい人がいる

主人公は大切なものを守るために、戦いを挑むようです。

その姿はヒーローそのものでしょう。

ヒーローになるためには、尋常ではない覚悟が必要。

無論、主人公はその上で戦おうとしているのです。

二つの「守る」

あの日「守る」と決めた
約束はこの胸に

出典: ポラリス/作詞:田邊駿一 作曲:田邊駿一

主人公は、あるものを「守る」という約束を交わしています。

『僕のヒーローアカデミア』でいうなら、過酷な運命を背負わされた少女を守ろうとしているのでしょう。

大切な人を守るのはヒーローの鉄則ですね。

約束は絶対に忘れません。

そしてそれが果たされるその日まで、主人公は戦い続けるのです。

つまりこの歌詞「その人を守る」戦いであり、「約束を守る」ための戦いでもあるのでしょう。

二つの「守る」がキーワードになっているように感じられます。

王道ヒーローという雰囲気です。

守れるなら全部捧げられる

全てを失うことで
今 救える命があるのなら
喜んで全部をあげよう
この気持ちが初めての生きがいだ

出典: ポラリス/作詞:田邊駿一 作曲:田邊駿一

人間、なかなか自分以外の他人のためにすべてを失っても良いとは思えません。

すべてを失うということは、自分の命をも含めた「すべて」という可能性だってあるのです。

本気で捧げられるほど、その人は大切な存在なのでしょう。

自らの生きがいになってしまえる相手がいるのはすごいことです。

主人公はこの事実を噛み締めている様子。

そうすることで、主人公は戦いに臨むことができます。

「その人のため」という理由がなければ、戦う意味を見失ってしまいますから。

絶望を絶望で終わらせない