飛び出して 明日のね 扉をね
開ける旅に出んだって
今だから行ける未来がある
いつからか「解ってた」本当のね
自分を確かめんだって
信じ合う その先の答えを
そう僕等きっと見つけ出すんだ
この場所を踏み出して
出典: 今走り出せば/作詞:山下穂尊 作曲:山下穂尊
いきものがかりの結成場所は神奈川県中部。
水野さんと山下さんが海老名市、吉岡さんが厚木市です。
電車でも1駅ほどしか変わらない幼馴染。
厳密にいうと山下さんと水野さんがすでにバンド活動をしていました。
しかし、路上ライブになかなか人が集まらない。
そのことで悩んだ二人。
「女の子が入った方が華やかになっていいのでは」
という結論に達しました。
そして共通の友人の妹さんにあたる吉岡聖恵さんに白羽の矢が立ったのです。
吉岡聖恵さんは音楽大学の出身。
そのため、すでにあった音楽的素養も選ばれた理由の一つでした。
この「今走り出せば」の歌詞にある同世代の3人は共同生活を経験。
下積み時代の苦労を分かち合って現在に至ります。
世代感のある語尾がポイント
「今走り出せば」によく使われている歌詞。
爽快な歌声とともに三半規管を揺るがせます。
歌詞には「探していくんだよ」や「出んだよ」という文字。
口語で使われる「ん」が入るのが歌詞の一番の特徴です。
普段、書面では使わない言葉遣いですね。
しかし、友達とLINEする時は、口語のまま送信します。
その方が自然体で話しやすいからでしょう。
現役の高校生や予備校生がリアルタイムで使っている言葉を自然に取り入れる。
それが曲への親近感と堅苦しく言われることを嫌う若者にウケたのです。
「今走れば」の魅力は伝えたい世代に向けて自分達もその場所で一緒に励ます。
そういう気持ちが込められているからではないでしょうか?
あなたの部屋にギターはありますか?
ギターで息抜き
高校生であればバンドを組んでいる読者もいるでしょう。
また軽音楽部に所属していたという人もたくさんいるのではないでしょうか?
そんな受験生さんは部屋の隅にギターがあるものです。
切れた1弦。
ほこりをかぶったギターケース。
受験勉強の最中も視線をかすめるのは楽しかった音楽活動の日々です。
ああ、あの頃に戻りたい……。
受験勉強中でも好きな曲を見つけるとギターを手に取ってしまうものです。
そして、気分転換に弾いたり、歌いたくなる衝動に駆られることもあるでしょう。
そんな気分転換に「今走り出せば」はぴったりです。
ちょっとした息抜きにジャカジャカ弾いてリフレッシュしてみてください。
きっと頭がすっきりして勉強に身が入ることでしょう。
コード譜付き
「あ、コードどこ押さえるんだっけ?」
というギターを封印していた時に起こる脳細胞を活性化。
指の押さえもついた”コード譜付き”です。
慣れてきたら五線譜でも弾けるように練習しましょう。
いきものがかりの受験生時代
大学受験とバンド活動
山下穂尊さんは法政大学社会学部に入学。
そして、水野良樹さんは経済学部を受験。
見事、明治大学経済学部に現役合格しました。
しかし水野良樹さんは、そのまま入学して大学に行ってもいいのではと自問自答。
人生の岐路に立たされます。
しかし、本人は結果に満足できず仮面浪人で一橋大学社会学部を卒業するのです。
いきものがかりは活動を休止して勉強に専念。
一方で仮面浪人した水野さんは地道に受験と闘っていた経歴があります。
さらに吉岡聖恵さんも受験を経験し、その間は活動を休止して受験勉強に専念。
バンド活動する三人も受験と闘った時期があったのです。