米津玄師【カナリヤ】歌詞の意味を解説！カナリヤが意味するものは？わたしがあなたを選んだ真意を読み解く

当初この一節は「あなたじゃなくてもいいよ」だったという構想があったそうです。

今のあなたのままじゃなくてもいい。

変わってしまったとしてもあなたと共にいたい。

変わってしまってもいいよ。

今のままじゃなくてもいいよ。

そんな深い愛が込められた一節です。

全ての人が変わることを余儀なくされた2020年。

今までのように気軽に会うこともままならないのが2020年の日常でした。

そんな中自分の生き方や人間関係を見つめ直す必要に迫られた人も多かったのではないでしょうか。

誰もが自分の人生で何かを成し遂げたい、何かを残したいと思うものです。

けれど、あなたといられるのなら最後に何もなくてもいい。

何も残らなかったとしても自分は幸福だったと思える。

わたしがあなたを選ぶのは、あなたがそう思える存在だからなのでしょう。

ここでいう「あなた」は聴く人それぞれにとっての大切な人。

恋人や友人、家族といった人を思わせます。

そして同時に、アーティストにとっての聴き手も重ねられているのではないでしょうか。

思うままに会うこともできない、音楽を届けることもできない。

そんなままならない現状だからこそ、あなたの心のそばにいたい。

どんなに変わっていって最後に何も残らなくても、自分は幸せだった。

最後の瞬間にそう思える人だと思えたからこそ、わたしはあなたを選んだのです。

2020年という歴史的な苦境に置かれた一年。

そんな変化の中だからこそあなたのそばにいたいと気付いた。

それこそがわたしがあなたを選んだ真意なのです。

「Lemon」以降、一躍トップアーティストとして輝き続ける米津玄師。

彼の視点はシニカルで退廃的な一面を持ちながら、深い感情の機微にも触れています。

こちらの記事では2018年の大ヒット以前の曲を中心にランキング形式でまとめました。

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「カナリヤ」につながる深い哲学や思いにも触れることができます。

是非この機に、より深く米津玄師の世界に触れてみてはいかがでしょうか。