正々堂々と来てほしいのに…

ハイハイ自分の仕事に自信を持っているのは結構です
堂々と今日も胸を張って生きててなによりです
じゃあ尾行がバレてカメラ向けられても
堂々と逃げず答えろや

出典: RADWIMPS/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

ここから再び、野田洋次郎の反論がはじまります。

息子に対して、自分の仕事に自信をもっていると説明したパパラッチ。

そんなパパラッチに対して野田洋次郎は、だったらコソコソ逃げずに堂々と来いよ!と挑発していますね。

自分の仕事に自信をもっていて、後ろめたい気持ちがないなら、正々堂々とアポをとって来てほしいと訴えているのです。

マスコミの犠牲者になった人はたくさんいる

あんたの僅かなマンマのために 世間の僅かな娯楽のために
抹殺された人々は それでも生きていくんだから
俺はやるべきことをやっている 君は恥ずべきことをやっている
恥ずかしくないと言うのなら 隠れず盗まず生きてろや
目を見て話が出来なくて なにが堂々と生きてるだ

出典: RADWIMPS/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

パパラッチの犠牲になっているのは、野田洋次郎だけではありません。

世間で話題になった数多くの有名人、事件の被害者になった人たち、おかしな噂を立てられた人たち…。

そんな人たちをネタにして稼いでいることに対して、野田洋次郎は激しい憤りを感じています。

ゴシップによって普通の生活を送ることができなくなってしまった"マスコミの犠牲者"だってたくさんいるのです。

そんなことをするマスコミに向けて「恥ずべきことをやっている」と強く訴えています。

明日は休もうと提案した理由は?

お父さん書いたよ頑張ったよ 明日の発表楽しみだ
皆の前で胸を張って大きな声で読んでくるね
ありがとな 本当にな お前は誇れる息子だな
そうだ明日のことだけど しばらく休みもなかったし
一緒に遊んでやれなかったから 家族旅行にでもいこうか
だから学校は休んで良いぞ先生たちには内緒でな

出典: RADWIMPS/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

歌詞の最後は、息子とパパラッチの父親の言葉で締めくくられます。

仕事に対して誇りを感じながら働いている父親のことを作文にした息子。

明日の作文の発表に向けて、意気込んでいました。

しかし、そんな息子に対して、なんと父親は「明日は休んで家族で遊びに行こう」と提案したのです。

父親がパパラッチをしていることがクラス中に知れ渡ったら、息子が傷つく言葉を誰かが言うかもしれない…。

そう感じたから、明日休むことを提案したのでしょう。

どんなに息子の前では強がっていても、やはり自分の仕事に対して多少の後ろめたさは感じているのだと思います。

おわりに

RADWIMPS【PAPARAZZI~*この物語はフィクションです~】歌詞の意味を解説!明日休む?の画像

この楽曲歌詞は、とても深く考えさせられますね…。

マスコミの犠牲になっている人たちも確実にいますし、野田洋次郎が怒りを覚えるのは当然のことでしょう。

しかし、パパラッチはパパラッチで、必死にお金を稼いで家族を養っていかないといけない…。

当然パパラッチの息子には罪はないですから、余計に複雑な気持ちになるのかもしれません。

ちなみに、RADWIMPS楽曲には、他にも「深く考えさせられる曲」がたくさんあります。

学芸会で主人公がとった不思議な行動について考えさせられる「学芸会」

人生について考えることができる「人生 出会い」

自分の生き方や考え方を整理することができる名曲となっているので、ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。

2011年3月に発売された「絶体絶命」に収録されている「学芸会」。ストーリー性のある歌詞で描写の浮かびやすい楽曲ですが、なぜ「少年D」は不可解な行動を起こしたのか?そしてこの楽曲を通してRADが伝えたいメッセージとは何なのでしょうか?歌詞を読み解いていきます。

人との出会いによって、人生は形づくられていきます。ときには誰かの言葉が自分を変えていくこともあるでしょう。RADWIMPSの「人生 出会い」は、美しい人との出会いによって人生が変わった男性を描いた楽曲です。

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