何ほざけ 盗撮盗聴尾行張り込み 好きなだけやりたい放題
天誅下したつもりかねしてやったり顔が見え見えで
気持ちがねえどうにもこうにも悪い

出典: RADWIMPS/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

先ほどのパパラッチの父親が話した内容について、野田洋次郎がすかさず反論をしています。

パパラッチの父親の話では、娯楽を提供する仕事だと説明していましたが、そんな綺麗な仕事ではないと訴えていますね。

実際に行っているのは、許可もなく盗撮したり、コソコソと尾行をしたり、盗聴をしたり…。

やっていることが気持ち悪いとハッキリいってしまっています。

悪いことをしたわけでもないのに、有名人ってだけで1日中追いかけまわされるのは確かに辛いですね…。

すぐにコソコソと逃げてしまうパパラッチ

国家権力にはへこへこします 弱い者いじめめが板に付きます
あんたの子供の頃の夢はまさかそれじゃなかったよな?
知りたくもねえ必要もねえ ただ誇りを持ってそれしてんならね
どかどか踏み込んで来る割にさぁ こそこそ逃げたりすんなよあんた
卑怯を絵に書いたあんたの言葉 薄っぺらすぎて悲しくなるさ

出典: RADWIMPS/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

「弱い者いじめ」とは、特定のターゲットを作って、寄ってたかって大勢で追いかけ回すことを指しているのでしょう。

そんなに相手のことを知りたいのなら、堂々とインタビューしに来ればいいのに、コソコソと逃げてしまうパパラッチ。

そんなパパラッチに対して、卑怯だし薄っぺらいという非難の言葉を投げかけていますね。

しかし、有名人にとっては悪者に見えるパパラッチも、遠い昔はもっと別の道を目指して夢を見ていたのかもしれません。

ここの歌詞は事実が混じっている…?

「君の名は。」の大ヒットが起こるとすかさず出てくるゲスなやつ
ぽっと出で出てきたわけじゃねえ こちとらメジャーで10余年
こんな変わり者の俺の音楽を待ってくれてるファンたちと
絆を一つずつ作り上げ 毎度アリーナツアーやってんだ
馬鹿かそれがなんだ 俺のとこなら百歩譲ったとしても
実家の親の家にへばりついて 堂々直撃してきたな?
息子さん苦節10年 成功して良かったですね
親御さんとしてどうですか?あんたの親にも聞いたろか

出典: RADWIMPS/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

ここでは、野田洋次郎自身の実体験(?)のようなものが書かれていますね。

曲名には「フィクションです」と入っているため、これが事実なのかは不明です。

ただ「君の名は。」がヒットして、RADWIMPSがさらに有名になったのは事実です。

また、マスコミが野田洋次郎の実家に押しかけインタビューをしに行っている記事も実在します。

そのため「ここの部分は事実なのでは?」と推測するファンもいるのです。

普段からトレンドしか追いかけていないパパラッチにとってはRADWIMPSは、ぽっと出のバンドと見えているのかもしれません。

でも、RADWIMPSのファンならご存じの通り、彼らはいきなり出てきた新人なんかではありません。

10年以上ものキャリアを持ち、地道にライブや作品作りをして、少しずつファンを増やしてきた歴史のあるバンドなのです。

それをちっとも分かってくれていないと憤っていますね。

嫌味たっぷりに反論!

良かったですね息子さん 無事立派に大きく育たれて
朝から車の中で一般市民の家の前張り込んで
嫌がるのを無理矢理話聞いて 許可も取らずに写真撮って
雑誌に載せて稼いだ金で今日も生きている息子さんに
一言何かありますかないですか
無いわけ無いですよね?
無くても聞いてくるのが 息子さん
絞り出してでも言ってごらん

出典: RADWIMPS/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

野田洋次郎は有名人ですが、実家の両親はごく普通の一般市民です。

それなのに、朝からスパイのように張り込んで突撃インタビューをしてくることに怒っていますね。

そんな非常識な手段で稼いでいることについて、パパラッチの息子にちゃんと説明しているのかよ?と皮肉たっぷりに嫌味をいっています。

お父さんのことを素直にすごいと信じる息子

父親の仕事をカッコイイと思うパパラッチの息子

お父さん凄いね お父さんがいないと
困る人達いっぱいいるね やっぱかっこいいねお父さん
いつまでも僕の自慢だよ

出典: RADWIMPS/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

息子に対して、パパラッチという仕事の内容を誇らしげに語る父親。

そんな父親の自信満々な様子や、父親の口から語られる綺麗事を、息子は素直に信じています。

「自分の父親はたくさんの人に色々なニュースを伝えるカッコイイ仕事をしている…!」

そう思い込んでいることが読み取れますね。

カッコイイ父親であり続けたいパパラッチ

でも良いかい?中には
父さんのこの仕事を馬鹿にしたり 軽蔑したりする奴もいるんだ
だけど父さんは負けないよ
父さんは胸を張って生きている 求められるからやっている
父さんの仕事を楽しみにしてる人のために頑張るよ

出典: RADWIMPS/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

ここで、父親は「自分の仕事は一部の人に嫌われている」という事実も、息子に説明します。

でも、だからといって自分の仕事を否定する様子は全くありません。

それどころか、父さんはどんな逆境にも負けない強い人なんだ!ということを息子にアピールしています。

あくまでも、息子の前では「カッコイイ父親」であり続けたいのです。

野田洋次郎が再び反論…そして息子の発表はどうなる?