麻痺していく 感情だけを味方にして
今宵も 抱き続けている Theory

出典: ラストコール/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生

セオリーとは理論、自説のことです。ここで言うセオリーは自説と考えていいでしょう。

僕はあらゆる感情の中でも、世界の中で麻痺していく感情だけが味方です。そんな中でも自説(セオリー)だけは抱き続けたいと願っています。

虹になりたい

誰にも見つけられない
虹になりたくて
誰かのために 声枯らして
満たされてても…

出典: ラストコール/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生

今の僕は満たされた存在なのかもしれません。それでも誰かのために歌い、叫び続けるのです。

誰にも見つけられない、色素の薄いすぐに消えてしまうような虹になれば、誰かのために声を枯らし続けることができるでしょう。

大人になること

予想外に 残酷な自分を
予想外に 慰めて
今日だって ゴール探して

期待通り 感情殺しても
期待通り 平然なフリで
手放してく 幼さが 消えてゆくよ

出典: ラストコール/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生

自分は思った以上に残酷でした。そんな自分を想像以上に優しい自分が慰めているのです。そんな中でゴールを探してただ今日という日を生きています。

感情を殺していくのは大人の期待。平然なフリをするのは大人の期待です。

そうすることで僕は感情を手放し、平気なふりをすることを覚え、子供という自分を消していくのです。

僕は君のために歌う

無機質に降り出す雨に
聞き漏らした 君の声
止まったままの悲しみ
意味があるのならば …僕は今歌うよ

出典: ラストコール/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生

雨がザーザーと一定のリズムで地面を打てば、君の声さえ聞こえなくなってしまいます。

すると悲しみは雨粒になって止まったままになってしまうのです。

もしその悲しみに意味があるというのなら、僕は君のために歌うでしょう。

何度でも何度でも

今以上に 信じ合いたくって
今以上に 傷つけたって
明日にしか 答えはなくて
また探して

今以上に 間違いな自分を
今以上に 傷つけて
何度でも 答え探して

これ以上の 平穏な日々を
これ以上の 幸せを
最後まで 君の声を 僕が探すよ

出典: ラストコール/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生

君がいることで僕は明日を探すことができるのです。求めた答えは明日にしかないから探すのです。

間違いだらけの自分を傷つけて、どんどんどんどん傷つけて、それでも答えを探し求めています。

今以上に平穏で、今以上に幸せで、そんな日々をもたらしてくれる君の声という答えを、僕は探すのです。

MVの主演は『サクラダリセット』主演の野村周平!

「ラストコール」のMVには、映画『サクラダリセット』で主演を務めた野村周平さんが出演しています。

始まりは雪降る夜、枯れ木が立ち並ぶ廃墟の前で、flumpoolが歌い始めます。ちなみに舞台は魚雷発射試験場跡、長崎県の海に浮かぶ島です。

やがて野村周平さんが姿を現しますが、セリフは一切なく、横顔で遠くを見つめる姿、雨に打たれ真っ直ぐにこちらを見つめる姿などが映し出されます。

1番の最後にはビル群を見上げる野村周平さんがいますよ。

全体的にほんのりブルーグレーがかったMVは、過去との別れ、明日へ駆け出す勇気などを見ているようです。