【Fallin'/Suchmos】シンプルな歌詞に隠された意味を紹介！MVに表現された世界観にも注目

ここからBメロに入ります。

「ただただ、青に落ちていく」

青というのは、夜の闇を表しているのでしょう。

何をするでもなく、ただ夜に浸っている…そんな様子が思い浮かびます。

「ただただ、恋に落ちていく」

これはそのままの表現ですが、この曲が恋愛に関係していることがここで明らかになります。

夜の闇に包まれながら、ただただ恋に落ちていく2人。

静けさを感じさせる響きが、なんだかロマンチックですね。

続いてはサビ前半部分です。

「紳士的な言葉で恋に落ちる」

「雨のステップと退屈な煙」

和訳するとそれぞれこんな感じでしょうか。

この歌詞からは、男女2人が雨宿りをしている様子が思い浮かんで来ました。

なかなか止まない雨と、2人の間に流れる気まずさを埋めるためだけのタバコ。

そんな中、彼がときおり見せる優しさに、恋に落ちていく彼女。

ドラマのワンシーンのようなシチュエーションですね。

（Aメロで登場した「気まずいライター」という言葉にも筋が通りました！）

そしてサビ後半部分。

「想っているのは君だけだけど、他のことを考えてしまう」

「ただ暗闇を見ていたい」

和訳するとこうなります。

これは男性目線の言葉でしょうか。

彼女の気持ちに気付いた彼。

でも、出てきた答えは「君のことは好きだけど、今はそれを考える気持ちにはなれない」というもの。

夜の街に繰り出したのにも、何か理由があったのだと感じさせられますね。

今回はSuchmosの「Fallin'」を紹介しました。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、筆者があれだけ「夜の街」と繰り返し言っていたのに対し、歌詞の中に「夜」という言葉は一度も登場しません。

歌詞だけではなく、曲自体が夜の雰囲気をまとっているんです。

直接的な表現を使わずに、ここまで「夜」を思い込ませるのって、すごくないですか？

これこそ、アーティストとでもいうべきでしょうか。

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