「OSCA」ってどんな曲?
メンバーの浮雲が作詞作曲を担当
最初に聴いたとき、椎名林檎のファンでそのまま東京事変のファンになった人であれば、「これは本当に東京事変の曲?」と感じたのではないでしょうか。
それもそのはず、これまでの楽曲とは曲調もテイストも一味違うパンチの効いたナンバーになっているのは、2005年の9月から新メンバーとして加入した浮雲(Gt/Vo)が作詞作曲を担当したから。
2007年に東京事変の楽曲としてリリースされた「OSCA」ですが、実はそれよりも3カ月ほど前にすでに別のバンドでリリースされていた楽曲なのです。
椎名が浮雲に詞曲を依頼した後、2006年の夏から秋にかけて書かれた楽曲。その後、彼がギターボーカルを務めるバンド「ペトロールズ」のミニ・アルバム『仮免』(2007年4月1日)の中で「O.S.C.A.」として先に発表された。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/OSCA_(%E6%9B%B2)
そのため、楽曲としては東京事変がペトロールズの「O.S.C.A」をカバーしリリースした形になります。
ペトロールズの「O.S.C.A」と、東京事変の「OSCA」、ぜひ聴き比べてみてくださいね。
ライブでは拡声器を使って歌唱
拡声器を使ったライブでの楽曲披露は、椎名林檎のパフォーマンスとしてはお馴染みですよね。
「幸福論(悦楽編)」「自由へ道連れ」「FOUL」など、椎名林檎が拡声器を使って歌唱する楽曲はさまざまありますが、「OSCA」はその定番楽曲の一つでもあります。
テンポアップしリズミカルになっていく曲の後半部分と、拡声器から響く声の相性はばっちり。
ライブ会場のボルテージも一気に上昇し、オーディエンスは「OSCA!」と叫び、最高に盛り上がります。
PVが気になる!
東京事変メンバーが警官になって登場!
さて、そんな「OSCA」ですが、少し変わったPVにも注目してみましょう。
東京事変のメンバーが演奏する隣で、4人の女性ダンサーが楽曲に合わせ大胆なダンスを披露。
メンバー、ダンサーの立ち位置や「演奏する隣でダンサーが踊る」というPVの構成がイギリスのロックバンド・Blurの「Crazy Beat」のPVにそっくりだ!とファンの間でまことしやかに囁かれたPVでもあります。
時折警官に扮したメンバーがダンサーを検閲するなど、特徴的な構成が東京事変らしくて魅力的ですね。
PVに登場するダンサーたちは、ダンスカンパニー「イデビアン・クルー」の人たち。表情豊かにキレのいいダンスを披露しています。
オリジナルPVのほか「ダンサー」「メンバー」視点のPVも
そんな「OSCA」のPVですが、実はオリジナルPV以外にも、視点を変えた「ダンサー編」「メンバー編」があるのをご存知ですか?
YouTubeに動画はあがっておらずお見せすることはできません。
が、この「ダンサー編」「メンバー編」のPVは2007年11月にリリースされたDVD「閃光少女」に収録されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
「OSCA」の歌詞の意味は?
曲調もパフォーマンスもPVもかなりパンチの効いているナンバー「OSCA」の楽曲のテーマは、「だらしない男」。
ではその歌詞はどのような意味がこめられているのでしょうか。少しご紹介いたします。