ちょっとそこのMr.Kissは意外に硬派
ちょっとそこのSista Kissはすぐにと示唆
あんたちょっとつれないね お嬢さん
出典: OSCA/作詞・作曲:浮雲
こちらが歌い出し。浮雲らしく、言葉遊びが見え隠れする歌詞になっていますね。
そもそもタイトル「OSCA」というのは、イタリアのスポーツカー「O.S.C.A」から取っています。
実際にこの曲を作った浮雲は下記のようにコメント。
漫画『ベルサイユのばら』に出てくるオスカルのような劇的なイメージもリンクしたのかもしれないし、『オスなのかメスなのか』という意味もある
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/OSCA_(%E6%9B%B2)
これを踏まえて冒頭の歌詞を改めてみてみると、「Mr.Kiss」は硬派で、女性がキスをしてほしい素振りを見せてもなかなかしてくれない。
『オスかメスなのか』という浮雲のコメントから考察するに、女性から求められても応えないなんて本当に「オスか?」と疑ってしまう…といった解釈になるのではないでしょうか。
底無しで癒えない 嬲ろうか
なけなしの羽振りで揺さぶろうか
出典: OSCA/作詞・作曲:浮雲
という部分は、まさに「OSCA」のテーマとなっている「だらしない男」を表すフレーズになっていますね。
「OSCA」が収録されているシングル/アルバムについて
OSCAと一緒に東京事変のほかの楽曲も聴いてみたい!という人のために、最後はOSCAが収録されているシングル、アルバムについてご紹介。
シングルは前述したとおり、2007年7月にリリースされた同タイトル「OSCA」に収録されています。
アップテンポで気分も高揚する「OSCA」に対し、他2曲「ピノキオ」「鞄の中身」はしっとりとしたポップ・チューン。
3rdアルバム『娯楽』と『東京コレクション』に収録
シングルが発売された約2カ月後、9月に東京事変の3rdアルバム『娯楽(バラエティ)』がリリースされ、こちらにもOSCAは収録されています。
同アルバムの最大の特徴は、収録曲の全ての作曲を椎名林檎以外のメンバーが行なっているということ。「椎名林檎」ではなく「東京事変」というロックバンドとしての楽曲を存分に楽しめる一枚となっています。
また、ライブでOSCAがどんな風に演奏されているのか気になる!という人には、東京事変のライブ音源をいくつかピックアップした『東京コレクション』がおすすめ。
「ウルトラC」というライブで披露されたOSCAの音源がそのまま収録されているので、臨場感のある演奏を聴くことができます。
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