【ワルキューレがとまらない/ワルキューレ】同題収録アルバムはケイオスの秘蔵音源！？歌詞・MVを解説！

マクロスのアニメにおいて、切っても切れない存在「歌姫」、そしてマクロスΔにおいては「ワルキューレ」が歌姫のポジションにあります。

彼女達はただのアイドルユニットか？違います。

「ワルキューレ」とは、銀河や人々を救う戦術ユニットで、大雑把にいうなら「暴徒鎮圧部隊」です。

人間の体内に寄生した「フォールド細菌」と呼ばれる転移型の細菌によって引き起こされる、人間の暴走化。

暴走状態に陥った人間は、自我を失い凶暴化をして、銃などの武器を所持していた状態で発症すれば、死人が出てしまうこともあります。

その暴走状態を「ヴァール化」といって、見た目が「目が血走っている」、「血管が沢山浮き出ている」といった分かりやすい状態になるんです。

ヴァール化は「生体フォールド波」で静めることが可能で、ヴァール化した人間に対し、強力な生体フォールド波で鎮圧するのが「ワルキューレ」の役目です。

生体フォールド波は、生の声でなくては意味がなく、録音などのデータ形式ではヴァールを鎮圧出来ません。

だから、「ワルキューレ」が戦場に自ら現れて、ヴァール化した人々に歌を届けて救うという、命懸けの使命を担っているんです。

流れつづけて、止まることを知らない旋律が特徴の「ワルキューレがとまらない」。

この曲の印象は、自然と歌いたくなって激情のままに、身を任せている感じですね。

「何もいらない」、「壊れちゃうから」という部分は、最高な気分で歌っている夢を醒ます、余計なものはいらない。このまま、私のままでいさせて。という事になります。

「破れかぶれ」の言葉の意味は、「思うようにならなくて、もうどうにでもよくなれ」とあります。

つまり、「ワルキューレがとまらない」は、【ノリに乗りすぎて、嫌なことも何もかも忘れられる夢を見てるんだから、自由にさせてよ！】という解釈で良いでしょう。

行くところまで突き抜けている「ワルキューレ」、最早壊れちゃいたいと、自ら破壊を願い始めています。

「とどめを刺していいよ 覚悟はできてる」のフレーズが、もうどうなってもいいや、楽しければ。という彼女達の心象を強く表していて好きですね。

「シドロモドロ」は、「話し方などが、筋が立たずに、前後乱れてグチャグチャ」という意味になります。それは確かに致命傷ですね、でも「ワルキューレ」は胸騒ぎが止まりません。