大橋トリオ「モンスター feat.秦基博」
アルバム「R」、「White」に収録
- アルバム「R」
「R」は、2011年12月7日にリリースされた大橋トリオの3枚目のアルバムです。
「モンスター feat.秦基博」は、このアルバムの3曲目に収録されています。
人気シンガーソングライター秦基博とのコラボで非常に話題になりました。
この他にも、トヨタ「ラクティス」CMソングとして話題になった「Bing Bang(trio original version)」も収録されています。
全10曲のボリューミーな内容に仕上がっています。
また、ジャズやロック、フォークを基調とした音楽性を、大橋トリオというフィルターにかけて、絶妙にミックスされています。
そして、歌詞をとっても、音楽性をとっても、リスナーを唸らせる秀逸な1枚として名高いアルバムになりました。
さらに、オリコンチャートは最高39位を記録し、登場回数も5回を数えるなど、大橋トリオの人気が窺える結果を示しました。
それに加え、このアルバムは単体でリリースされたわけではなく、「L」と2枚同時リリースということでも話題になりました。
そのコンセプトは、愛(LOVE)と誠(REAL)となっており、ピースフルで温かい2枚として、多くのリスナーに愛されるアルバムになっています。
- アルバム「White」
「White」は、2012年9月19日にリリースされた4枚目のアルバムです。
「モンスター feat.秦基博」は、このアルバムの3曲目に収録されました。
アルバムの内容は、「スペシャルコラボレーションアルバム」としての位置付けしています。
大橋トリオに信頼を寄せるミュージシャンたちとのスペシャルなコラボ作品が全14曲、集約された1枚になっています。
過去に音源化されてきたものに加え、矢野顕子、平井堅、高田漣など有名ミュージシャンとの新録コラボ作品も数多く収録されています。
それだけでなく、JTBハワイキャンペーンCMタイアップソングやBEAMSとのコラボレーションしたキャンペーンソングも収録されました。
話題性の高い楽曲が収録された必聴の1枚です。
また、オリコンチャートでは最高34位を記録し、登場回数も4回を数えるなど、その話題性の高さをセールス面でも発揮しました。
さらに、CDのみの通常盤に加え、DVDが付いているタイプもリリースされました。
その収録内容は、ミュージックビデオが全5曲収録されたものになっています。
1. モンスター feat.秦 基博
2. Be there feat.BONNIE PINK
3. フラワー
4. 東京ピエロ feat.平井堅
5. 窓 feat.矢野顕子
出典: White/大橋トリオ
ミュージックビデオ

「モンスター feat.秦基博」は、シングル曲でないにも関わらず、ミュージックビデオが制作されています。
その内容は、コラボした秦基博との制作風景を交えながら、その周りを黒いモンスターが駆け巡るといった可愛さやユーモアを加えた映像に仕上がっています。
「モンスター feat.秦基博」の歌詞を徹底解釈!(コード譜付き)
それでは、次にそんな「モンスター feat.秦基博」の歌詞とコードに迫っていきましょう。
人はみんな弱さを持った生き物
C Em7
僕は弱さと言う
Am7 Dm7 C
怪物かくして生きてる
C Em7
誰も気付かないけど
Am7 Dm7 C
はじめて君が見つけたんだ
G A# F G G#dim Am7
空が今 こんなに大きく見えるのは
Dm7 A#m7
きっと君が側に居たから
出典: モンスター feat.秦基博/作詞:micca 作曲:Yoshinori Ohashi
まずは導入部分です。
人はみんな弱さを持った生き物であり、それを隠して生きているのか、さらけ出して生きているのか、強がって生きているのか。
そんなそれぞれの生き方を考えさせられるような歌詞になっています。
歌詞を見てみると、この歌の主人公は、その弱さを隠して生きてきたことが窺えます。
しかし、そこに初めてその弱さに気付いてくれた「君」という存在が表れます。
その「君」に、弱さに気付いてもらって、自分をさらけ出したことで、世界が開けていくような想いを主人公はしています。
新しい世界を知ることで、その先の生き方はどんな風に変わっていくのでしょうか。
F C
泣きたい気持ちは
Am7 F
この手にしまって
C
誰かの為じゃない
G Am7
僕らは行くから
F C
叫んで 転んで
G Am7
痛くて ためらい
F Fm
それでも 止まらない
Am7 G
風にな れ
出典: モンスター feat.秦基博/作詞:micca 作曲:Yoshinori Ohashi
そして、サビが訪れます。
新しい世界を教えてくれた「君」、そばにいてくれる「君」、そのおかげで本当の強さを手に入れたような歌詞になっています。
今までは、自分の弱さを隠してきました。
しかし、それは「強い」ということではなく、ただ隠しているだけなので、何か苦しいことや辛いことがあった時には、気持ちはすぐに折れてしまいます。
「君」に出会ったことで、その弱さをさらけだし、自分の弱さをちゃんと認めてあげることができるようになりました。
それがきっと本当の強さなのではないでしょうか。
そして、その本当の強さを持って、何があっても進んでいこうという決意の見える歌詞になっています。