「へっくしゅん」が収録された音源とは?

シングル「へっくしゅん/愛し」

RADWIMPS」の楽曲「へっくしゅん」は、彼らがインディーズ時代に出した3枚目のシングルに収録されています。

このシングルは、「へっくしゅん」と「愛し」(かなし)の両A面で、発売されたのは、今から10年以上前の2005年5月のことです。

この後で発売されたシングルで、RADWIMPSはメジャーデビューしているので、「へっくしゅん/愛し」がインディーズラストシングルということになります。

 

アルバム「RADWIMPS3~無人島に持っていき忘れた一枚~」

「へっくしゅん」は、シングル曲ということで、もちろん、アルバムにも収録されています。

そのアルバムとは、メジャー1枚目、インディーズ時代を入れて通算3枚目のアルバムとなったRADWIMPS3~無人島に持っていき忘れた一枚~」です。

2006年2月に発売され、他にシングル曲は、「25コ目の染色体」「イーディーピー~飛んで火に入る夏の君~」が入っています。

ちなみに、「へっくしゅん」と両A面だったもう1曲の「愛し」は、インディーズ時代の2枚目のアルバムに収録されています。

「へっくしゅん」の歌詞に迫る!

ここから、「へっくしゅん」の歌詞を読み解いていきます。

英語と日本語が半々くらいとなっている歌詞なので、英語の部分は和訳をしてから、読み解きます。

日本語の部分で、一人称が「僕」、二人称が「お前」となっているため、英語の部分もそのように訳すことにします。

少し過激な内容ですが、そこに込められた思いとは何なのでしょうか。

自分を見下す人間は嫌い

Today I have a story to tell you about your "tell me too"
Sustain yourself to disdain myself and so "I hate you"

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B13557

「お前の『俺にも教えろよ』ということについて、今日は話がある。

お前が僕を軽蔑し続けるから『嫌いだ』」

この曲の歌詞は、全体を通して「お前」に対する怒りや不満について述べられています。

「お前」が「僕」を軽蔑し、見下しているので、「僕」は嫌っているのでしょう。

確かに、自分を見下した人を好きになることってあまりないですよね。

「僕」は人を見下さない

Compensates are crawling to your skin and under attitude
Say,never say Well I do "I hate you"

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B13557

「埋め合わせは気持ちを隠してお前の肌を這うこと。

言ってみなよ、僕は決して『嫌いだ』なんて言わない」

「『嫌いだ』と言ってみなよ」と、ある種、挑発みたいに言っています。

しかし、「僕」自身は「嫌いだ」とは言いません。

相手に自分のことを何と言われようと、「僕」は人を見下すような真似はしないという思いを感じます。

「僕」が世界から消えたら

僕の中にある触れちゃいけないとこに 僕はたまにわざと触ってみる
僕は誰? なんてタブーを考える時 僕は自分を殺してみる

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B13557

ここの前に出てくる英語の部分が長くなっていて引用しきれないのですが、その部分を訳すと、どうやら「お前」というのは「父親」を指しているようなのです。

実体験かどうかはわかりませんが、「父親」を「お前」と呼んだり、「父親」への不満をぶつけるとは、過激な感じがしますね。

自分は何のために生まれてきたのだろうと考えることは、誰でも一度は経験があるのではないかと思います。

そんな時、「僕」は自分を殺して、「僕」のいない世界を考えているのかもしれません。

今いなくなったらどんな世界になるのか、そもそも生まれていなかったらどんな世界になっていたのか。

そう考えると、自分一人がいなくなったくらいで、世界は止まらないと思ってしまいます

でも、自分に関わってきた人の人生は、多少なりとも変わってきますよね。

自分がいなくなるだけで、他の人に影響が出ると思ったら、自分の存在の大きさが感じられます