人は何故恋をするのでしょうか?

「愛」とは何かという問いに、実は、深い意味があることが分かります。

我々は、誰にも母親がいます。その母のお腹の中で育てられ、本来母子は一つでした。それが、出産によって「二つに分かれます」。

親不孝したり、喧嘩したりしても結局「お母さん」の元に戻り、一つになります。人は、お母さんが一番好きな人が多いのは、本来一つであったことを知っていたからですね。 本来一つであったものが、二つに別れて、元の一つに戻ることを愛というと言われています。 

人には、本来自分の魂の半分がどこかに居て、別の環境で生きています。その半身とめぐり会って、結婚に至ります。

それは、本来一つであった魂の半分とめぐり会い、結婚で一つになったとき、魂が「完体」となって本当の安らぎを得るのですね。

愛の四段階

愛にも、段階があります。四段階あるといわれています。

 自分が愛されたい・自分が好きな人を愛する段階⇒「恋」は愛の初段階です。

② 自分が直接愛してない人を愛する ⇒「社会貢献の愛・人に親切を与える愛」です。

③ 愛する人のために、相手の幸せのために自分の思いを捨てる ⇒相手の成功のために自分を捨てて「待つ心」・大好きな娘をお嫁に出す「父親の心」などは、相手の幸せを優先させているのですね。

④ 相手の為なら、「命がけになる・報いを求めない愛」⇒母親の子供に対する母性は「無条件の愛」ですね。

人は、経験を通して愛の段階を上がっていき、愛を完成させていくのです。

「恋」の段階の心理

電流の「プラス」と「マイナス」の電線が出会うとき、パチパチとショートで火花が散るのは、普通に電球をつけるより、非常に大きな電流が流れる状態です。

この火花が出る状態が、「恋」の段階で「プラス・男性」と「マイナス・女性」の恋の引き合う激しさです。

結婚で結ばれると、静かに電流が流れます。

「恋は愛の目覚め」であり、経験も浅いために、自分の感情が中心で、その感情のコントロールが未だ上手でないため、嫉妬心など激しくなりがちですね。

誰もが通る道と言えるのだと思います。

「もっと」の歌詞を若い女性が初めて恋をした「気持ち・願い」として紐解いてみます。

① 「不安」 

今すぐ会いたい もっと声が聞きたい
こんなにも君だけ想ってるのに
不安で仕方ない 何度も聞きたい
ねぇ本当に好きなの?
I'm just crying because of you

出典: もっと/作詞:Kana Nishino 作曲:Dear My Friends

不安というのは、あなたを信じていないのではありません。

ただ、あなたと本来一つでありたい願いです。でも自分に自信がないのです。

だから、あなたの「好き」という言葉を聞きたいのです。

② 「言葉」  

(Hey let's go!)
もっと愛の言葉を
聞かせてよ私だけに
曖昧なセリフじゃもう足りないから
もっと君の心の中にいたいよ
どんな時でも離さないで

出典: もっと/作詞:Kana Nishino 作曲:Dear My Friends

愛の言葉は、はっきりした言葉で聞かせてほしいのです。本当に、愛しているなら曖昧な言葉では足りないのです。 その言葉で、あなたの心に私がいることを知りたいのです。

③ 「不安」  

oh 誰といるの? どこにいるの?
返事ないままじゃ眠れないよ
メールも電話も“会いたい”も
いつも全部私からで
Just call me back again
本当はただ同じ気持ちでいたいだけなのに
でも1人きり 空回りしててバカみたい
そんな気がして

出典: もっと/作詞:Kana Nishino 作曲:Dear My Friends

あなたから、連絡が欲しいの。連絡が、全部私からでは、自分に自信が持てなくなって行くの!

私の気持ちは、はっきりわかったわ。あなたしか見えないのです。だから、あなたの心を知りたいのです。

あなたの方から、連絡してほしいのです!

④ 「願い」