セカオワの隠れた名曲「炎の戦士」って?
4人組バンド・セカオワことSEKAI NO OWARIの曲「炎の戦士」は、ファンの間では"隠れた名曲"として知られています。
元気が出る歌詞に加えて、メンバーのあの人がボーカルを務めていることでも人気の曲。
今回はSEKAI NO OWARI「炎の戦士」を徹底解剖しちゃいます!
メジャー1stアルバム『ENTERTAINMENT』に収録
「炎の戦士」はSEKAI NO OWARIのメジャー1stアルバム『ENTERTAINMENT』に収録されています。
『ENTERTAINMENT』は2012年7月18日にリリースされました。
こちらのアルバムには「スターライトパレード」「天使と悪魔」「眠り姫」といったセカオワの代表曲も収録されています。
発売形態は通常盤と初回限定盤の2種類。初回限定盤に付属されたDVDには、2011年に行われた日本武道館公演のライブ映像が収められています。
こちらのアルバムは、オリコン週間ランキングで2位を獲得。2012年7月の月間ランキングでは4位という好成績を残しました。
この年の『輝く!日本レコード大賞』ではアルバム賞を受賞。メジャー1stアルバムでこれだけの結果を残したセカオワって、やっぱりスゴイですね!
「炎の戦士」ボーカルはNakajin
セカオワのリーダー・Nakajinの曲
こちらをお読みの方の中には"セカオワのボーカル=Fukase"という認識のある方も多いと思います。
しかし、セカオワでボーカルを務めるのはFukaseさんだけではありません。
実は「炎の戦士」のメインボーカルを務めているのは、セカオワのリーダーであるNakajinさん!Nakajinさんの歌声からは、Fukaseさんとは違った魅力を感じることができます。
Nakajinさんは「炎の戦士」の作詞・作曲も担当しています。
Nakajinってどんな人?
メインボーカルを務めるFukaseさんのサイドでギターを持つ、ハット&メガネ姿の男性がNakajinさんです。
曲の中ではギターやコーラスを務めることが多いのですが、楽曲「RPG」ではギターピックを加えてバスドラムやスネアドラムを叩く姿も!
ライブでは見られませんが、ピアノを弾くこともできるそうです。多くの楽器を扱うことができるので、セカオワではサウンドプロデュースという仕事も担当しています。
ちなみに、アルバム『ENTERTAINMENT』に収録の曲「TONIGHT」もNakajinさんが作詞・作曲・ボーカルを務めているんですよ。
関ジャニ∞のシングル「涙の答え」や山下智久さんのアルバム『NUDE』収録曲「パレード」の作曲提供も行ったNakajinさん。実に多彩な方なんですね!
セカオワ「炎の戦士」の歌詞に迫る!
心を覆う<鎧>を自分で脱ぎ捨てた
誰よりも強くなりたくて一生懸命努力して
やっとの思いで作り上げた鎧は
中にいてもただ窮屈で身体は弱ってく一方で
たまらず自ら脱ぎ捨てたんだ
出典: 炎の戦士/作詞:中島真一 作曲:中島真一
<強くなりたい>という思いから<鎧>を<やっとの思いで作り上げ>た主人公。
だけど実際に身に付けてみると<鎧>は重すぎて体へ負担がかかり、窮屈で動けない…。この装備ができるレベルに達していなかったんですね。
結局、主人公は<鎧>を捨ててしまうことになってしまいました。
このように書くと、RPGの中で装備品を収集するような過程ともとれる歌詞ですね。
さて、歌詞に登場する<鎧>は何を象徴しているのでしょうか?私は、自分の心を守るように覆っていた"偽物の心"のことだと考えます。
強固な鎧は外から受けるダメージを少なくするけれど、その分、生身の自分を見てもらうことは難しいですよね。
歌詞の語り手は人から傷つかないように心を硬く覆っていたけれど、本来の自分を見せることができない生活に心を病み、本当の心を見せることに決めたのです。