Lookin' for love 今建ち並ぶ街の中で口ずさむ
『ticket to ride』 あきれるくらい君へのメロディー
遠い記憶の中にだけ 君の姿探しても
もう戻らない でも忘れない 愛しい微笑み
真冬のひまわりのように 鮮やかに揺れてる
過ぎ去った季節に 置き忘れた時間を
もう一度つかまえたい
出典: CROSS ROAD/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
遠い記憶の中にだけ生き続ける君を思い出しているようです。
何か事情があって今はもう会うことができないようですね。
なのに、彼女を愛しく想う気持ちはあまりに変わらないので自分でもあきれるほどです。
ひまわりは通常は夏に咲く花ですが、ここでは「真冬のひまわり」と表現されています。
真冬の寒々しい景色に不釣り合いなほど、明るく美しいひまわり。
思い出の中でしか姿を見せない彼女でも、それほど鮮明に主人公の記憶に焼き付いているのではないでしょうか。
最後の「過ぎ去った季節に~」の部分は主人公が何かを後悔している様子がうかがえます。
誰もが胸の奥に秘めた 迷いの中で
手にしたぬくもりを それぞれに抱きしめて
新たなる道を行く
出典: CROSS ROAD/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
サビ部分。
人はみんな、進んできたその道すがらで、受け取ってきたギフトがあるかと思います。
時にそれは本来望んではいけないものも含まれているのかもしれません。
でも、受け取ったことに意味はあり、その責を負ってまた別の新たな道を歩んでいくのでしょう。
誘惑に彩られた 一度だけの誤ちを
今も君は許せぬまま 暮らす毎日
冷たい風に吹かれて たたずむマテリアルワールド
立ち止まる cross road さまよう winding road
傷つけずには愛せない
出典: CROSS ROAD/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
ここで主人公の「後悔の理由」が明らかになっています。
「一度だけの誤ち」つまり浮気しちゃったってことですね。
彼女に許してもらえず別れることになってしまった、ということのようです。
この物質世界はとても生きづらく、大きな紆余曲折を経験したり、重大な選択肢を迫られるシーンも多々あります。
が、浮気してからの「傷つけずには愛せない」って、何か流れが悪すぎるというか、これを現実にやってしまうと多くの女性を「なにいってんだ、このやろー!」と敵に回す気がします。
男性のみなさま、気をつけましょう。
遠く想い焦がれて はりさけそうな夜も
この手に受け止める つかの間の悲しみは
やがて輝く未来へと
抱き合う度にいつも 二人歩んだ日々の
答えを探してきたけど 崩れてく音もたてずに
果たせぬままの夢
出典: CROSS ROAD/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
いつまで経っても彼女への思いが消えることなく苦しみますが、自分で蒔いた種としてその結果を前向きに受け止めようとしています。
結局、二人の間にはすでにどこか隙間が生じていて、その結果、他の女性に心を奪われることになったのかもしれません。
誰もが胸の奥に秘めた 迷いの中で
手にしたぬくもりを それぞれに抱きしめて
新たなる道を行く
遠く想い焦がれて はりさけそうな夜も
この手に受け止める つかの間の悲しみは
やがて輝く未来へと続く
出典: CROSS ROAD/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
この主人公、ポジティブなのはとても良いのですが、え、もしかしてこういう人を浮気性というのだろうか?と何となく釈然としないのは私だけ?
男性目線だとまた違うのかもしれませんね。
おわりに
『CROSS ROAD』いかがでしたでしょうか?
筆者は「失った恋を嘆いている自分を鏡で見ながら、自分自身を鼓舞している主人公」のように感じました。
この曲は、解釈が結構分かれるのかもしれませんね。
もう一度みなさまなりに読みこんでみても面白いのではないでしょうか。
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