人生のバイブル?!never young beachのアルバム『STORY』
潮の匂いをかぎながら砂浜で昼寝をするようなユルさと、どこかノスタルジックなメロディ。
今回は、never young beachらしさが詰め込まれたアルバム『STORY』をご紹介します。
never young beach
4th albam
STORY
May 8, 2019 release
出典: http://neveryoungbeach.jp/
全10曲収録!ジャケ写にも注目
まず注目すべきはCDジャケット!
これまでリリースしたCDはどれも日常を切り取ったような写真やキュートなイラストが多く用いられていました。
しかし今回は……、UFO?!
このアルバムは彼らにとって未知との遭遇となるのでしょうか?
1.Let’s do fun
2.STORY
3.春を待って
4.うつらない
5.春らんまん
6.いつも雨
7.歩いてみたら
8.思うまま
9.魂のむかうさき
10.Opening
出典: https://www.jvcmusic.co.jp/nyb/#songs
1. Let’s do fun
どこかの民族音楽のような幕開けでインパクトを与えているのが1曲目『Let's do fun』です。
never young beachの楽曲、とりわけこのアルバムの中では最も変わり種の楽器を取り入れているのが特徴といえるでしょう。
2. STORY
アルバム表題曲である『STORY』。
極限まで削ぎ落としたサウンドに、重ねすぎないシンプルなコーラスをアクセントにした一曲です。
jackson5の『I Want You Back』にも似たイントロで軽快に始まります!
ピアノの音がどこかコミカルに、薄っすらと奏でられているのも面白いですね。
気づけば体を左右に揺らしている方も多いのではないでしょうか。
ガツガツしなくても世界は回っている
闇の中で 大事なことが
見えなくなって 不安になっても
運命は偶然 はたまた必然
全てはきっと 最後の笑顔へ
出典: STORY/作詞:安部勇磨 作曲:安部勇磨
普段の生活の中でスペシャルな存在として語られ、歌われる「運命」。
この曲では、それほど固執するようなものではないよと歌っているようです。
なぜなら、すでに決められた場所にセットされているから。開花するタイミングが決まっているからなのでしょう。
そして辛い局面にこそ運命がそこかしこに落ちているのです。
目を皿のようにして必死になって探さなくても、幸せの光を宿した運命が転がっています。
流れに身を任せるだけの一見怠惰とも感じられる生き方も決して不正解ではありません。
どんな人生だって、それぞれが紡ぐ唯一の物語なのです。
3. 春を待って
女性コーラスがグッと花を添えている『春を待って』。
このアルバムの中では幸福感が分かりやすい曲のひとつに挙げられるでしょう。
長い冬は待ちの時間。春の到来を待ち望みます。
いざ春が来れば新しい門出。
春という季節とそれを待った自分、一歩踏み出す自分を祝うような楽曲です。