『never young beach/なんかさ』の隠された歌詞の意味を徹底解釈！【映画主題歌】

never young beach（ネバーヤングビーチ）の結成は2014年。

結成時は、現在のメンバーである阿部勇磨（ボーカル・ギター）と松島晧の2人で結成した宅録ユニットでした。

同年の8月、渋谷Barrowで行われたPAELLASの自主企画で現体制が出来上がりました（この時は「Yashinoki Flamingo」というバンド名で出演）。

翌月の9月に彼らの自主企画「fight club vol.1」を開催し、正式に活動を開始していきます。

結成当初からインディーズ界隈で話題となっていた彼ら。

結成から1年後には、FUJI ROCK FESTIVAL 2015で苗場食堂ステージに出演しました。

新人にもかかわらずROOKIE A GO GO（新人オーディション枠）ではない、異例の出演です。

その後も、自主企画イベントやリリースツアーは全国大盛況となり、朝霧JAMやCOUNTDOWN JAPANにも出演を果たします。

今、非常に勢いに乗るバンドです。

メンバーは全員大体20代半ばと、まだまだ若いです。

阿部勇磨は、俳優の高橋一生の実の弟です。ちょっと意外でしたね。

「なんかさ」は、2017年7月19日に発売された3rdアルバム「A GOOD TIME」に収録されている曲。

このアルバムは、彼らのメジャーデビュー作品となっています。

初回限定盤には、2017年4月8日に行われたライブ「ONE MAN TOUR"April O'Neil"」の恵比寿LIQUIDROOM公演の模様が収録されたDVDが付属されています。

このアルバムを引っ提げて行われた全国ツアーは全公演SOLD OUT。

オリコンチャートでは13位を獲得し、彼らが売れていくきっかけとなった1枚と言えそうですね。

「なんかさ」は、短編映画『緑色音楽』の主題歌に起用されました。

この映画は、大学受験の失敗から引きこもり生活を送る主人公の風呂田潤が、亡くなった父が臓器提供者であることを知り、自身の気持ちと向き合う姿を描いた作品。

主人公の風呂田潤を村上虹郎、潤の叔父で歯科医の風呂田久をオダギリジョー、潤の母を工藤夕貴がそれぞれ演じています。

色々と考えさせられるヒューマンドラマとなっています。

やりたい事も特にないし、日々適当にフラついているだけの人生。

これでも平気だと自分に言い聞かせてはいるものの、どこか焦っている自分もいる。

何にも縛られていないのだからどこへ行ってもいいのに、勇気が出ずにどこにも行けない。

路頭に迷った人生を歌っていますね。

受験に失敗し、引きこもりとなった人物が主人公の映画の主題歌にふさわしい歌詞です。