そして時間が終われば
何もなかったように
清楚なオーラを纏い
仕事に戻る それがルール

出典: LUNCH TIME WARS/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之

OLにとってお昼休憩は午後の仕事をこなすためのもの。

午後の業務開始時刻遅れるなんてあってはいけません。

時間になれば、OLは自席に戻り午後の業務を始めます。

間に合うように化粧室でお化粧直しをしたり、歯磨きをしたりといった身だしなみを整える方もいるでしょう。

その時間を確保するうえでも、12時きっかりに席を立つのはとても重要なことなのかもしれませんね。

自席に戻ったOLは、また皆がイメージするような清楚で上品な雰囲気を身にまとうのです。

間違っても汗だくで息切れしているような状態で戻ることはしないでしょう。

どのようなときもイメージを大切にし、仕事に支障をきたさないのがOLなのですね。

勝ちにこだわる

昼昼昼なんです
昼は私の戦場です
昼昼ひるんだら負け
空っぽになった棚の前で
泣きたくない昼なんです

誰もが熱くなる昼なんです

出典: LUNCH TIME WARS/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之

この曲の最後はこの歌詞がほぼ同じ内容で2回繰り返されます。

OLがお昼休憩に強くこだわる理由がこの部分の歌詞凝縮されているからでしょう。

OLはとにかく負けたくないんです。常に勝っていたいのですね。

世の中に社会的に成功した人たちを「勝ち組」と称することがあります。

同じように、OLの中にも勝ち組負け組が存在するのかもしれません。

勝ち組のOLは、仕事もプライベートも充実させて当たり前。

ランチの時間でさえ完璧にこなしたいのでしょう。

だからOLは、12時から始まる戦いに今日も挑むのです。

OLを賞賛する曲

この曲は、毎日を一生懸命に過ごすOLのお昼休憩に注目した内容でしたね。

槇原敬之さんは会社勤めではないのに、ここまで具体的にOLの姿を表現できる描写力がすごいと感じます。

OLの隠された生態が垣間見えた瞬間なのではないでしょうか。

もしかしたら聞こえ方によってはOLを揶揄しているといった気持ちを抱く方もいるかもしれません。

しかしこれは槇原敬之さんのOLを賞賛する曲のように感じます。

仕事が忙しいとついお昼ご飯は適当に済ませたり、抜いてしまったりする方もいるでしょう。

しかしOLはそうではありません。

仕事もプライベートも手を抜かないのが鉄則

仕事を完璧にこなしたいからこそ、お昼休憩の重要さを知っているのです。

お昼休憩時には、ぜひ一度身近にいるOLに注目してみるのもよいかもしれませんね。

よりこの曲のリアリティさを感じられるかもしれません。

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