愛し合うようになるStanとShala……そして暴かれる裏切り
愛するShalaに寄り添い、ShalaもまたStanを受け入れ始める
Shalaは始め、父を殺したStanのことを憎んでいる様子でした。
しかしその気持ちに寄り添い、そばにいることで、次第にShalaも心を開くようになっていきます。
It's you who turned them upside down
That liberty in you filled inside out and came out!
出典: Philip/作詞:Yuta Nakano 作曲:Daiki Tsuneta
こちらも、和訳文をチェックしてみましょう。
彼らが変わったんじゃない、変わったのは君だ
君の中の自由は、ひっくり返ってようやく外に出てこれたんだ
出典: Philip/作詞:Yuta Nakano 作曲:Daiki Tsuneta
その夜、引き込まれるように愛を確かめ合う2匹が映し出されます。
このままドス黒い世界から身を引き、穏やかに暮らしていくことができたら……と思わせる瞬間でした。
2匹の愛は、裏切った仲間に知られることとなる
2匹が愛を確かめ合う瞬間、扉の影からこっそりとその様子をうかがう1匹の犬がいました。
彼はStanのかつての仲間にこのことを告げ、不穏な雰囲気に……。
ちらりと見えた姿から、Shalaが妊娠しているであろうことがわかります。
守らなければならない、大切なものができたStanは、いったい何を思うのでしょうか。
聞き手が思わずハッピーエンドを願う中、事態は急展開を見せることに……。
電話で誰かに呼び出されたStanは、何かを覚悟したような顔をしているようにも見えます。
そして始まる戦い
ボスに呼び出されたStanは、Shalaをかくまっていたことを問いただされています。
そして銃を渡され、しばし何かを考え込んでいる様子のStan。
「あの娘を殺せば、今までの過ちはなかったことにしてやろう。」
恐らくこの時、このようなことを言われていたのではないでしょうか。
It must've been raining
The world's all cleaned up
A breeze goes by
We are in the sky
出典: Philip/作詞:Yuta Nakano 作曲:Daiki Tsuneta
こちらも、和訳してみましょう。
雨が降っていたんだ
世界中がまっさらになって
そよ風が優しく通り過ぎて行った
僕らが空にいるかのように
出典: Philip/作詞:Yuta Nakano 作曲:Daiki Tsuneta
さわやかな歌詞とは裏腹に、緊張を帯びていくシーンが続きます。
Stanは「Shalaを殺して自分が生きながらえるなんてありえない」と言わんばかりの表情を浮かべます。
そしてついに、受け取った銃でボスたちを倒すことを決めるのです……。
自らも銃弾を浴びながら銃を撃ち続けるStanの姿に、思わず祈るような気持ちになりました。