『ごめんね、恋心』について
アルバム『SHISHAMO 3』収録
青春の香りや移り変わる繊細な心模様が感じられる本当の本音を描いた歌詞がたまらないガールズバンド「SHISHAMO」。
そんなSHISHAMOの楽曲である『ごめんね、恋心』は、2016年3月発売の3rdアルバム『SHISHAMO 3』に収録。このアルバムの読み方は「ししゃも さん」です。
そのままと言えばそのままなのですが、知り合いのように親しみが湧く名前ですよね。ししゃもという名前を読んでいる感じがあります。
『ごめんね、恋心』はこのアルバムの1曲目に収録されています。2曲目の『中庭の少女たち』はファンからも名曲と名高いライブの人気曲です。
アルバムで1曲目と2曲目に良い曲が続くと、最高に盛り上がりますよね。その他にも、シングルとして発売された『君とゲレンデ』も収録されています。
『ごめんね、恋心』が気に入った方はぜひアルバムも通して聴いてみてくださいね。
残念ながら、『ごめんね、恋心』のPVはありませんでしたので、代わりに下記に『中庭の少女たち』のPVを掲載します。
アルバムの雰囲気をざっくりとつかんでみてください。
初の日本武道館ワンマンライブ経験後の作品
SHISHAMOは平均年齢20歳という若さで、バンドマンならば誰しもが憧れる日本武道館でのワンマン公演を2016年1月に開催しました。
これは、『SHISHAMO 3』をリリース前のできごとです。
インディーズでありながらも、チケットはソールドアウト。彼女たちの勇姿に胸が熱くなったというファンも多いのではないでしょうか。
そのような素晴らしい経験を経て生み出された『ごめんね、恋心』は、今までのSHISHAMOから一歩先に進んだような突き抜けたポップでロックで切ない魅力に溢れています。
胸が締め付けられるような歌詞なのに、美しいコーラスワークとタイトなロックサウンドによりクールな仕上がりです。
絶妙なバランス感覚がたまらない名曲と言えるでしょう。
切ない歌詞の意味を解釈
次に、『ごめんね、恋心』の思わず胸が締め付けられるような切ない歌詞の意味を解釈していきたいと思います。
人里離れる理由は?
もう決めた
私、人里を離れて生きてくの
携帯電話も SNSも
もう絶対に見たりしないわ
出典: ごめんね、恋心/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子
まだ若いのに人里を離れて生きていくと決めたのは、よほどのできごとがあったのでしょう。
携帯もInstagramなどのSNSも現代において欠かせないツールです。若い方ほどそれは生活の一部となっていると思います。
それを絶対に見ないと言っているのはなぜなのでしょうか。
バカだってわかってる
バカだなあ本当に バカだなあ本当に
好きなのに好きだから好きじゃないって嘘ついた
平気な振りして いっつも泣いてた
出典: ごめんね、恋心/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子
恋愛において冷静に考えられなくなってしまい、「バカなことをしている」ということは自分でもわかっているものです。
心から好きだから、つい強がって「好きじゃない」と口にしてしまうこともありますよね。
本当はわかってほしいけれど、弱い人だと思われたくないという気持ちが見え隠れしています。
気づかないフリをして
失恋に気づかないフリしてた
叶わないとしても終わらせたくなかったから
想い続けるくらい許してよ
絶対に迷惑かけないから
そばにいたいなんて言わない
あなたの前では、泣かない
だからお願い 断ち切らないでよ
出典: ごめんね、恋心/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子