PINK BLOODとは

アニメ「不滅のあなたへ」主題歌

宇多田ヒカル【PINK BLOOD】歌詞の意味を解釈!何がキレイ?"自分で選んだ椅子"の価値を深読みの画像

2021年3月には、映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のテーマソング「One Last Kiss」をリリースし話題となった宇多田ヒカルさん。

早くもその3ヶ月後の2021年6月2日にリリースされた新曲が、「PINK BLOOD」です。

PINK BLOODは、NHKのEテレにて放送のアニメ「不滅のあなたへ」主題歌として書き下ろされた楽曲です。

宇多田さんにとっては、デビュー以来はじめて手掛けたTVアニメシリーズの主題歌となりました。

不思議な浮遊感のあるメロディと歌詞の内容が、アニメの世界観とマッチしている曲です。

アーティスト写真はTAKAY撮影

宇多田ヒカル【PINK BLOOD】歌詞の意味を解釈!何がキレイ?"自分で選んだ椅子"の価値を深読みの画像

PINK BLOODの発売と合わせ、新たなアーティスト写真も公開されました。

アーティスト写真、及びPINK BLOODのジャケットのアートワークは、世界で活躍するフォトグラファーのTAKAY氏によるものです。

また、曲のリリースに合わせ、2021年6月5日から、東京にある銀座ソニーパークにて発売を記念したエキシビジョンが公開されました。

このエキシビジョンでは、TAKAY氏の写真がハイクオリティーなプリントで展示されました。

さらにはMVで使用された衣装やセットの展示、アーティスト写真にも使われた鏡を使用したフォトブースも設置。

PINK BLOODの世界観に没入できる展示となっていました。

プレミア公開されたMVも話題に

「PINK BLOOD」のリリース日に合わせ、2021年6月2日の00:00にYouTubeにてMVプレミア公開されました。

先に曲の一部が「不滅のあなたへ」の主題歌として流れていましたが、フルサイズの曲はこのときに解禁されました。

このプレミア公開では、多数のコメントがつき大盛況。

改めてフルで公開されたことで、歌詞の内容や万華鏡のような美しい映像が話題になりました。

「不滅のあなたへ」はどんなアニメ?

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「不滅のあなたへ」は、「週刊少年マガジン」の連載漫画をアニメ化したものです

作者は、映画化もされた話題作「聲の形」の大今良時です。主人公は、人間ではなく「フシ」と呼ばれる存在。

フシは肉体や物体の性質を写し取り、その姿へ変化できる能力を持っています。

また、その名の通り死んでも再生できる、不死であり不滅の能力を持っています。

意識のない球の状態で、何者かによりこの世界に投げ入れられたフシ。

最初は石や苔の姿になりますが、次にオオカミの姿になり意識を得ます。

そして次に少年の姿を得ます。人間となったフシに訪れる、様々な出会いと別れ。そしてその中で起こるフシの変化を描いた作品です。

歌詞の内容は?

作者にとっても特別な歌詞

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「PINK BLOOD」の歌詞については、宇多田さん自身もインタビューで「特別な歌詞」「新しいステージ」と語っていました。

歌詞の内容は、自己愛アイデンティティーがテーマになっているようです。

アイデンティティーの探求

宇多田さん自身、以前はこの歌で歌われているように、自分よりも他者のことに重きを置き、バランスが傾いていた時期があったようです。

ですが、自分で自分のことを肯定し、自分の価値を認めることの大切さに気づいていく。そんな歌詞になっています。

アニメの中で、意識を得て次第にアイデンティティーを形成していくフシとも重なりますね。

では、早速歌詞の内容を見てみましょう。

「キレイなもの」とは