大人気シリーズ「告白実行委員会」の楽曲
高校生の恋愛模様を描いた楽曲

この楽曲はHoneyWorksの大人気シリーズである「告白実行委員会」の中でも2番目に投稿された楽曲です。
2014年にニコニコ動画に投稿され、ボーカロイドのGUMIが歌っています。
榎本夏樹と瀬戸口優にスポットを当てたストーリーが甘酸っぱいと人気の楽曲になりました。
高校生らしいまっすぐでもどかしい恋心が綴られた歌詞に注目です。
ストーリーを書籍化
告白実行委員会は、高校生の恋愛や友情など青春ストーリーが描かれた楽曲のシリーズです。
そのストーリーは書籍化されており、KADOKAWAビーンズ文庫で小説が発売されています。
シリーズの中で最初に発売されたのが「告白予行練習」です。
以降の楽曲も時系列順に書籍化され、すでに関連書籍は累計250万部を突破しています。
楽曲だけでは分からないストーリーやキャラクターの心情も描写されているので、ぜひ読んでみてください。
素直じゃない言葉
告白の言葉
「いきなりでごめんね
ずっと前から好きでした」
ドキドキ 胸の音
君に聞こえてないかな?
出典: 告白予行練習/作詞:shito 作曲:shito
歌い出しは夏樹からの告白の言葉で始まります。
幼馴染の優に対し、ずっと秘密にしていた気持ちを一生懸命伝えようとしているのです。
好きな人に気持ちを伝えるのはとても勇気がいること。
緊張によって心臓が高鳴ってしまうことでしょう。
その音は相手にも聞こえてしまうのではないかと思うほど大きく自分の中で響きます。
それだけ緊張していることが伝わる歌詞です。
咄嗟のごまかし
告白予行練習
「本気と思った?」なんてね。
かわいい?ドキッとした?
そんな顔で見ないでよ
出典: 告白予行練習/作詞:shito 作曲:shito
勇気を振り絞って告白した夏樹ですが、その答えを聞く勇気まではまだなかったのでしょう。
咄嗟に予行練習だとごまかしてしまいます。
告白していた時の自分はどう見えていたのか、照れ隠しで尋ねているのです。
好きな人には可愛いと思われたいものですが、優はどう思ったのかが気になっていると読み取れます。
淡い期待
「本気になるよ?」なんて
嘘をつかないで!やめてよ
そうだ今日はちょっとだけ
寄り道して帰ろうよ
出典: 告白予行練習/作詞:shito 作曲:shito
突然の告白に対し、おそらくごまかせば優は笑って流してくれると夏樹は思っていたはずです。
しかし予想外にも、本気になる、という答えが返ってきて動揺していることが読み取れます。
冗談でも好きな人からそう言われれば、脈があるかもしれないと期待してしまうことでしょう。
夏樹は淡い期待が芽生えてしまわないように、嘘だと否定しているのです。
それは、振られてしまっても自分が傷つきすぎないようにするための予防線でもあります。
そうしてごまかしながら、幼馴染として寄り道して帰ることを提案しているのです。
寄り道をすることで少しでも長く優と一緒にいようとする夏樹の気持ちが読み取れます。