【to the beginning（Kalafina）】Fate/Zeroに沿った歌詞の意味を解釈！

ラストでくり返されるサビには、歌詞が追加されています。

「君と生きた日々の全て」という言葉に、切嗣とアイリスフィールが生きた時間を感じます。

救いのない物語だと思われた「Fate/Zero」ですが、最後には「優しい歌」が聞こえてきます。

それは切嗣が未来に託した、幼い頃に抱いた願い。

「正義の味方になりたかった」という願いを聞き、義理の息子・士郎は自分が代わりに願いを叶えると言います。

その場面にかかっていた音楽には、「to the beginning」のイントロ部分のコーラスが使われました。

「優しい歌」とは切嗣に向けられた士郎の言葉。

そして「to the beginning」自体でもあるといえるでしょう。

「to the beginning」にはひとつの物語の終わりと、未来の物語の「始まり」が描かれているのです。

Kalafinaの「to the beginning」は、切嗣の視点を中心に「Fate/Zero」を描いた曲。

物語を知れば知るほど、歌詞の意味もより深く理解できる曲です。

ぜひ「Fate/Zero」と「to the beginning」をセットで堪能してみてください。

もちろん曲だけでも聴きごたえがあるのでおすすめです！

ちなみに「to the beginning」をつくった梶浦由記さんは、「Fate/Zero」の他の曲も手がけています。

「Fate/Zero」2期目のエンディングテーマとなった、春奈るなさんの「空は高く風は歌う」。

こちらの曲の作詞・作曲も梶浦由記さんが担当しています。

詳細はこちらの記事で解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

また、「Fate/Zero」の次の世代を描いた「Fate/stay night」にもKalafinaの曲があります。

「Fate/stay night」のエンディングテーマ「ring your bell」も、涙なしでは聴くことができません。

ぜひこちらの記事も読んでみてください。