ことでんとは?

くるり【コトコトことでん】歌詞の意味を解説!どんな恋のカケラを拾った?ことでんではぐくむ愛情を紐解くの画像

「ことでん」ってご存知でしょうか?

香川県の高松市は走る市電のことです。

正式名称は"高松琴平電気鉄道"といいます。

【コトコトことでん】は高松琴平鉄道に乗って愛を育んでいくカップルをテーマにしています。

曲の中では「ことでん」の駅がいっぱい登場します。

そして、お互いを意識し始めたカップルの距離が少しずつ近づいていきます。

甘酸っぱくて心が温まる歌です。

くるり」の世界観がいっぱい詰まった【コトコトことでん】。

 歌詞が気になるところですが、まずは【コトコトことでん】の音楽の魅力についてみていきましょう!

【コトコトことでん】の音楽に触れる

キャッチーでポップなメロディー

一度聴いたら忘れられない!

そんなインパクトあふれるメロディーから始まります。

「コトコトコトコト」という繰り返される歌詞から始まりますが、この「コトコト」って何だか可愛いですね。

この曲がどんな感じなのかとワクワクさせられませんか?

自然に覚えやすいキャッチーで可愛いメロディーが魅力です。

ゆるやかで心地よいビート

【コトコトことでん】のタイトルに似合う、ゆったりとしたテンポが心地良い曲です。

特急でも快速でもなく、各駅停車の電車が走る様子が見に浮かんでくるでしょう。

エレクトリックなサウンドがダンス風のビートを感じさせてくれます。

ゆったりだけど勢いがあり心地よいそんな曲です。

まるで電車に揺られているような気分を感じられますよ。

この速さは2人の恋の進展速度も表しているのでしょうか?

ゆるやかで穏やかなビートが、もっと聴いていたいと思わせる曲です。

後半でテンポが変化

曲の最後の部分では、テンポがいきなりゆるやかになります。

テンポとは曲の速度のこと。

これまでは軽快で心地よいビートだったのに、最後には電車が停車してしまうのでしょうか?

そのように感じさせるくらいテンポが急に下がり、歌い手も女性から男性に変わります。

これは何を意味しているのでしょうか?

後程、歌詞の部分でじっくりと考察していきたいと思います。

急にテンポが遅くなるので、メリハリがつき、思わず入り込んでしまう部分です。

こちらも魅力ポイントの1つですね。

センスあふれる楽曲について紹介しました。

ここからは、歌詞についてみていきましょう!

【コトコトことでん】歌詞を考察

オノマトペから始まるフレーズ

コトコトコトコト
ことでんで

出典: コトコトことでん/作詞:岸田繁 作曲:岸田繁

オノマトペってご存知でしょうか?

オノマトペ=擬音語のことです。

例えば、てくてく歩く・ぽたぽた落ちる・どんどん進むなどの状態を表したものです。

それでは"コトコト"とは何でしょうか?

これは、電車が走っている様子を表していますね。

「ことでん」の”こと”と掛け言葉にしている感じも見受けられます。

これから始まるストーリーの序章のようにも感じさせられる歌詞です。

”コトコト”という表現から、速いスピードの電車ではなくゆったりと走っている電車だということがわかりますね。

情景が目に浮かぶフレーズ

片原町でお買いもの
おててつなぐの まだだろうな

出典: コトコトことでん/作詞:岸田繁 作曲:岸田繁

レトロな雰囲気ただよう片原町駅。

まるで昭和の時代にタイムスリップしたような感覚になる土地です。

そんな片原町駅で2人で仲良く買い物でもしたのでしょうか。

もしかするとお互いに意識はしているけど、まだ付き合うというまでは至っていない時期なのかもしれませんね。

ちょっぴり距離を感じつつも、2人の心はだんだんと近づいていっている情景が目に浮かびます。

温かみあふれる片原町で、恋の進むペースがちょっとだけ加速したのではないでしょうか。

そんな景色が目に浮かびますね。