北川景子主演「家売るオンナの逆襲」主題歌
「アレ」は2019年2月20日リリース、斉藤和義さん48枚目のシングルです。
2019年1月4日から先行配信もされています。まず気になるのはタイトル。
いったい「アレ」って何?想像は膨らむばかりでしょう。それではMVを見てみましょう。
「アレ」MVをチェック♪
サウンド面で特徴的なのは打ち込みのリズムです。
リズムマシン「Roland TR-707」とドラムマシン「Sequential Circuits TOM」で作られたとか。
そのためノリノリのダンスチューンに仕上がっています。
そして「アレ」の正体ですが、歌詞やMVの映像から何となく想像がつくかもしれません。
MVの映像は、斉藤和義さん自身がスマホで撮影したという日常の風景です。
そのなかのいったいどれが「アレ」なの?という疑問についてはじっくり考察していきましょう。
「家売るオンナの逆襲」
その前に、「アレ」は北川景子さん主演ドラマ「家売るオンナの逆襲」主題歌という点にも注目。
ノリノリのダンスチューンでありながら、実は意味深な歌詞になっている理由がここにあります。
それは「家売るオンナの逆襲」がコメディとシリアス、両方の要素を併せもつドラマだからです。
タイトルの「アレ」というオトボケにも、実は両方の意味が隠されているところが魅力でしょう。
そんな斉藤和義さん「アレ」について深掘りしていきます。
「アレ」MVを考察!
車内と車外のギャップ
夕暮れ電車に乗った
ドアに背を向けて立った
ほぼ全員がスマホとにらめっこ
何か事件でもあった?
“いいね!”の数が気になった?
窓の外はまさにマジックアワー
出典: アレ/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
「アレ」MVの最初に映し出されるのは、ドラムマシンの「Sequential Circuits TOM」です。
続いてヴィンテージリズムマシン「Roland TR-707」、どちらも打ち込みサウンドの使用機材。
斉藤和義さん自身がギターを奏でる様子も見られます。ご自宅での音楽制作の模様でしょう。
ここまでがイントロ。歌が始まると、電車の外の風景が展開されます。時間はまさに夕暮れ。
車内でスマホを見る人々、ギター、ネコ耳に加工した斉藤和義さんのインスタ画像が挟まります。
そして電車の外の夕暮れの風景に戻るという展開です。
まず斉藤和義さんは普通に電車を利用されることがわかります。しかも立っているということ。
単純に席が空いていなかったとも考えられます。いずれにしても車内・車外を見渡せる状況です。
夕暮れなので、美しい風景になっていることに感銘を受けたのでしょう。
しかし、車内の人々はスマホに夢中で夕暮れを見ていなかったわけです。
ネット社会、スマホ時代にはありがちな状態かもしれません。
斉藤和義さんは車内と車外のギャップが気になったのでしょう。
肉眼で見よう!
スマホで撮影
僕はそれをカシャカシャカシャっと
ボケたら消してまた撮って
それよりもっと肉眼で胸に焼きツケヨ!
出典: アレ/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
MVでは斉藤和義さん自身がスマホで撮影された、美しい夕暮れの風景が次々と映し出されます。
「肉眼」の部分では、まさに肉眼!とうならされる斉藤和義さんの目のアップがカットイン。
あまりの目ヂカラの強さに、斉藤和義さんのお顔が胸に焼きつけられるのではないでしょうか。
スマホに夢中な車内の人々を見て、車外にはこんなに素敵な風景が広がっているのに……と。
そう思ってスマホで撮影したものの、実はやっぱりスマホを使っていることになるわけですね。
大きな違いはリアルか、リアルじゃないか……という話になるでしょう。
ネットでつながる人間関係、カメラレンズを通して見る風景……これらはリアルとは言えません。
肉眼で見る風景こそがリアル!間接的ではなく、直接触れることの大切さを指摘されています。
なぜなら感動の度合いが違うから……ということになるでしょう。