歌詞に込められた意味とは?

それでは「Grateful Days」で特に印象的なパートを紹介していきます。

そもそもタイトルの「Grateful」とは「ありがたい」という意味があります。

歌詞でも触れられていますが、仲間たちの支えられて有名バンドにまでのし上がった彼らの周りへの感謝を示した曲なのではないでしょうか。

urn up radio そう今日も聞こえるよ 風に揺られ流れるStereo
肩で刻む軽快なRhythm 想いをのっけて届けるよRhyme

出典: Grateful Days/作詞:降谷建志 作曲:ACO

聞こえてくるのはおそらく自分たちの曲を指しているのではないでしょうか。

まだ無名だった頃、ラジオで自分たちの曲が流れることを夢見て突き進んできたメンバーの姿が目に浮かびます。

さて、「Rhyme」という単語は「韻(いん)」という意味です。

ラップに詳しい方には説明不要ですが、ラッパーは作詞の際にとにかく言葉がスラスラと流れるような歌詞をつくろうとします。

その方が耳に残るからです。そこがラップの見せ所でもあるんですね。

意識して聴くと、語尾が気持ちよく整えられているのがわかります。この曲はそのRhymeがとってもかっこよく、ナチュラルなのです。

名曲と言われる曲は実は無意識に歌詞が耳に残るようにつくられているものです。

Grateful Daysも例にもれず、歌詞への強いこだわりが感じられます。

I got sound, I got feel, I got beautiful days
I got song, I got love, I got grateful days
I got it yeah
You makes me happy, when sky's gray
Darling, my darling
Thank you father, mother, and my friend

出典: Grateful Days/作詞:降谷建志 作曲:ACO

シンプルな英語で、ここも「Got」が多用されて耳に残りやすくなっています。

「Happy」と「Gray」も語尾が揃えられていて気持ち良いですね。

こうした歌詞を書く側にたって、歌詞を読んでみるのもとても面白いですよ! 

和訳すると

「最高の音と、フィーリングと、美しい日々を手にした。

最高の歌と、愛と、感謝でいっぱいの日々を手にした

そう全てを手にしたんだ。

曇り空の時でも君は僕を幸せな気持ちにしてくれる。

愛する人よ。

そして父と母、仲間たちにありがとう。」

メンバーが今までの自分たちの道のりを振り返って、力を貸してくれた一人一人を思い返しているようなシーンで、グッときますね。

そして、不遇の時代にもいつも自分を支えてくれた愛する人への感謝も込められています。

俺は東京生まれHIP HOP育ち 悪そうな奴は大体友達
悪そうな奴と大体同じ 裏の道歩き見てきたこの街

出典: Grateful Days/作詞:降谷建志 作曲:ACO

ここからはフューチャリングのZeebraのパート。ここのフレーズはあまりに有名ですね。

そうこの地この国に生を授かり Jahに無敵のマイク預かり
仲間たち親たちファンたちに今日も 感謝して進む荒れたオフロード

出典: Grateful Days/作詞:降谷建志 作曲:ACO

さて、僕が中学生の時、初めてこの曲を聴いた僕が疑問に思ったパートです。

それは...

「Jahって誰や!」

ということです(笑)

さて、リサーチしたところ、どうやら「Jah」は「神」という意味のようです。

ルーツをたどると、レゲエ・ミュージックでは頻繁にこの「Jah」という言葉が出てきます。

あのレゲエの神様ボブ・マーリーの曲でもよく出てきます。

Zeebraが影響を受けた音楽がここでよくわかりますね!

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