「またね。」(GReeeeN)の歌詞の意味に込められた切ない物語を解き明かす...！PVも掲載！

最初のサビで登場する友達以上恋人未満、僕と君の関係はこの言葉に尽きるはずです。

一緒にいる時間も長ければ、お互い相手のことを少しは意識している部分もあったはずです。

休み時間の廊下や階段で話し、徐々に自分の気持ちに気付くことのできた僕。

君のことをもっと知るために、知りたいと思ったからこそ、君の相談を軽い気持ちで乗ってしまったのでしょう。

そこで知ってしまった君の気持ち。

恐らくこの相談が、君に好きな人ができた、もしくは気になっている人がいるという内容なのでしょう。

僕は友達以上恋人未満だと思っているわけですから、恋人になるのは自分だとどこかで確信していた部分もあるのかもしれません。

君の本当の気持ちを知ってしまって、寝れない毎晩を過ごしている僕。

【恋やぶれて 君泣き 僕泣いた】というフレーズから、相手の恋も叶わなかったのでしょう。

思い出す度に胸が締め付けられるような思いで、それでも二人で過ごした時間はかけがえのない宝物なのです。

視点は大人になった僕へと戻ります。

君からの届け物には、見慣れない苗字と幸せそうな様子の君が映った結婚報告のハガキ。

これを見て噛みしめてしまう僕は、まだ君への思いが整理しきれていないのでしょうね。

友達以上恋人未満だった相手にハガキを送る、というのはデリカシーがないと思う人もいるかもしれません。

しかし、相手は僕のことを友達以上の親友だと思っていた可能性を考えると、結婚したよという報告も頷けます。

僕とは幸せになれなかった君が幸せそうに笑っている、想像するだけで切ないですね･･･。

こうした恋愛をしたことがある人が多いからこそ、「またね。」の歌詞に共感して多くの人が切ないと思ったのかもしれません。

「またね。」の曲調がバラードのようにしんみりとしたものだったら、また違った印象になったかもしれません。

しかし、あえて爽やかさを感じるGReeeeNらしい曲調にしたことで、歌詞の中に登場する僕が前を向こうとしていることを表現したのだと思います。

青春時代の恋愛を思い出す、GReeeeNの名曲です。