RADWIMPSについて
・野田洋二郎:ボーカル、ギター、ピアノ
・桑原彰:ギター、コーラス
・武田祐介:ベース、コーラス
・山口智史:ドラムス、コーラス
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/RADWIMPS
経歴は?
RADWIMPSは4人組のロックバンドで、通称・ラッドと呼ばれています。
アメリカ英語の俗語で「rad」はすごい、強い、いかしたという意味を持ちます。さらに意気地なしや弱虫という意味を持つ「wimp」を組み合わせたのです。
結成は2001年、野田洋次郎さんが、桑原彰さんから誘いを受けたのがきっかけです。
2002年2月5日には初ライブを行い、8月27日にはYOKOHAMA HIGHSHOOL MUSIC FESTIVAL2002に出場し、グランプリを獲得しました。
2003年5月にグランプリ作品「もしも」を1枚100円で1万枚限定発売すると即完売、7月1日に1stアルバムを発売します。
8月には野田さんが受験のため活動を休止しますが、2004年に無事合格すると、メンバーを今の形にチェンジして活動を再開します。
さらに2005年11月23日にメジャーデビューを果たすと、2006年に発売したメジャー初のアルバムが、オリコン初登場13位を獲得します。
2008年には9枚目のシングルがオリコン初登場1位を獲得、2009年はFM FESTIVAL LIFE MUSIC AWARDでLIFE MUSIC OF THE YEARを受賞します。
2011年にはサッカー中継のテーマソングや、ロンドンオリンピックのテーマソングなどを手掛けるまで成長しました。
そして同年12月15日、12thシングル「DADA」のMVが文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門審査委員会推薦作品に選ばれたのです。
「DARMA GRAND PRIX」の読み方は?
DARMA GRAND PRIXは「ダルマグランプリ」と読みます。思わず「ダーマグランドプリックス」なんて読んでしまいそうですね。
なんだか変わったタイトルですが、いったいどんな歌詞なんでしょうか。
被害者か加害者か
さぁ今日はどちらでいこう 全部世界のせいにして
被害者ヘブンで管巻くか 加害者思想で謝罪大会
出典: DARMA GRAND PRIX/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
何か一つの出来事があったとしたら、そこには加害者と被害者が存在することが多いです。交通事故なんかがそうですね。
でも人間はどちらにもなりうる存在で、被害者のように「あいつがああだったから、俺はこうなった」と不幸を披露するでしょうか。
それとも加害者のように「あの時こうしてしまった」と悔やむかどちらかでしょう。
それをすべて世界のせいにして、被害者にも加害者にもなるというのは、なんとも簡単なことです。
正解は被害者
前者選んだ君は正解 試しに一つ差し出してみな
この世界で一番の不幸者を 今なら素通りしてみせるよ
止まらぬ涙の感動 空前絶後の大ヒット
なんともめでたいことだけど その涙の出所は誰?
出典: DARMA GRAND PRIX/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
もし君が被害者を選んだなら正解といっています。
試しに君が今まで一番不幸だと思ったことを披露してみてください。だけど僕はその不幸を素通りして見せるでしょう。
君の不幸に涙を流さないものはいない、誰もが知るところとなった、そんな結末ならめでたいのかもしれないけれど、元はどこから始まったの?
涙を信じることはできるのか
知らぬ誰かの涙まで 信じられるようになるまで
あとどれだけつまらない奴と 話せるようになれば
いいのかだけを命題に さぁ、今日も目覚めてみるけども
このプールは泳ぐにゃもう 吐きそうなくらい
えぐいよ
出典: DARMA GRAND PRIX/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
全く知らない被害者の涙を信じることができるでしょうか。きっとつまらない奴と話すことができれば、信じることもできるのでしょう。
それがいったいどのぐらの時間を要するのかわからないけれど、それを命題として今日を駆け抜けていくのです。
しかし現実というプールを泳ぎきるには、あまりにもえぐい状態で、今にも吐きそうなのです。