2番Bメロ
いつか生まれ変わるとして
そこで二人 巡り合えば
きっと僕のこの心 君に捧げてしまう
出典: 純情スカート/作詞:40mP/作曲:40mP
「いつか生まれ変わるとして」という言葉が出てくるということは、この恋を成就させることは生涯ずっと不可能と言っているような印象を受けます。
また先述した2番Aメロの部分で、女性が居なくなったと言っているので、もしかしたら死んでしまった可能性も考えられますね。
でも、もし生まれ変わることがあって、その女性に出会えたら、間違いなくまた恋をするだろう…。
そんな主人公の強い恋心が綴られています。
2番サビ以降
君のスカートの中に隠れた
脆く 儚げで 不確かな純情
誰も触れることは許されない
僕だけの純情スカート
いつか二人 消えてしまわないように
君の手の中で握られた心臓
誰も触れることは許されない
君だけの純情スカート
僕も触れることは許されない
君だけの純情スカート
出典: 純情スカート/作詞:40mP/作曲:40mP
「僕だけの純情スカート」とずっと言っていたのに、最後には「僕も触れることは許されない」という言葉が登場します。
僕のものにしたかったけど、結局僕も触れることはできない…ということなのでしょう。
いろいろな考え方ができる歌詞ですが、最後まで歌詞を読んで感じられるのは「絶対に届くことのない片思いを歌っている」ということです。
切ない片思いをしている人が聴くと、共感できるフレーズも多い曲だと思います。
「自分で書いた小説の登場人物に恋をした」という解釈も
いろいろなことを想像させる「純情スカート」の歌詞。
中でもよく聞くのが「二次元の世界の女性に恋した男の歌なのでは」という意見です。
小説家である男性が書いた自作の小説。その中に登場する女性に対して恋をしてしまったという解釈です。
確かにその解釈だと「誰も触れることができない」「誰も触れることは許されない」という歌詞にも納得がいきますね。
「僕だけの純情スカート」であるのにも関わらず「僕も触れることは許されない」という矛盾点…。
それは、自分が作った登場人物だから自分のものではあるけど、恋が成就することは絶対にないということを表現しているようにも感じられます。
アニメやゲームなどの二次元キャラクターに夢中になる人が増えている現代だからこそ、共感を得やすい歌なのかもしれません。
おわりに
奥の深い歌詞も「純情スカート」の大きな魅力ポイントのように感じられます。
届かない片思いを題材にした恋愛ソングは世の中たくさんありますが、純情スカートの歌詞の切り口はなかなかユニークで面白いですよね。
高嶺の花である女性やパートナーがいる女性、絶対に会うことのできない女性などへ恋をした時にこの曲を聴くと、グッとくるものがありそうです。
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