エレファントカシマシは今年で結成30周年!

エレファントカシマシのベストアルバムが発売!30年の歴史が詰まったエレカシ音楽を堪能!の画像

2017年3月21日、デビュー30周年を迎えたエレファントカシマシは、それを記念して、ベストアルバムをリリースしました。

キャリア史上初となるオールタイムベストアルバムのタイトルは、「THE FIGHTING MAN」です。

結成30周年を飾るベスト「All Time Best Album THE FIGHTING MAN」

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「All Time Best Album THE FIGHTING MAN」のCDは2枚組で、全30曲収録されています。その収録曲をまずはディスク1から公開します。

1. 今宵の月のように
2. 悲しみの果て
3. 四月の風
4. 風に吹かれて
5. 夢のかけら
6. 友達がいるのさ
7. 俺たちの明日
8. 笑顔の未来へ
9. リッスントゥザミュージック
10. 翳りゆく部屋
11. 桜の花、舞い上がる道を
12. ハナウタ~遠い昔からの物語~
13. 新しい季節へキミと
14. ズレてる方がいい
15. 夢を追う旅人

出典: https://www.amazon.co.jp/Time-Best-Album-FIGHTING-初回限定盤/dp/B01MRZ1IRD/ref=sr_1_6?ie=UTF8&qid=1506649926&sr=8-6&keywords=エレファントカシマシ

エレファントカシマシ史上最大の売り上げとなったシングル「今宵の月のように」や、再スタートの1曲となった名曲「悲しみの果て」

多くのアーティストによってカバーされていますが、ぜひエレファントカシマシで聴いていただきたい荒井由実の「翳りゆく部屋」など、挙げだしたらキリがないくらい盛りだくさんの内容です。

そして、ディスク2の収録曲がこちらです。

1. ガストロンジャー
2. デーデ
3. 奴隷天国
4. 花男
5. 戦う男
6. so many people
7. コール アンド レスポンス
8. 暑中見舞-憂鬱な午後-
9. 俺の道
10. 歴史
11. 大地のシンフォニー
12. Destiny
13. RAINBOW
14. 涙
15. ファイティングマン

出典: https://www.amazon.co.jp/Time-Best-Album-FIGHTING-初回限定盤/dp/B01MRZ1IRD/ref=sr_1_6?ie=UTF8&qid=1506649926&sr=8-6&keywords=エレファントカシマシ

ライブでは最高に盛り上がって、聴くと明日から胸を張って頑張ろうと思える「ガストロンジャー」

アルバムタイトルにもなっている「正義を気取る」というのが自分たちらしいとボーカルの宮本さんが語った、「ファイティングマン」

そして、壮大なスケールの楽曲で、故郷から来た手紙のように孤独に手を差し伸べる、「大地のシンフォニー」など、まさに30年のバンドの歩みが凝縮された選曲となっています。

「All Time Best Album THE FIGHTING MAN」からおすすめ収録曲を紹介!

そんなエレファントカシマシの30年が詰まった「All Time Best Album THE FIGHTING MAN」からおすすめ楽曲を紹介しますよ。

歌詞の引用とその解釈も載せるので、エレファントカシマシの魅力をお伝えできたらと思います。

「ハナウタ〜遠い昔からの物語〜」

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こうして365日の音を集めて
「これはオレからの贈り物だよ」っていえたら
一瞬でつながるこのときめきの思いは
ふたりの時行き交うメッセージ

出典: https://twitter.com/ELEKASHI_BOT/status/754905533644013568

この世界にある一つ一つの全ての音が、過去から繋がって、そして、未来へと続いていく物語を形作っていて、そうして、繰り返すうちになんとなく繋がって一つの歌を作り出しているような音の集まりを「ハナウタ」と名付けようという歌詞

そんな、遠い昔から続く、壮大な音の流れの中にいると気づいた「オレ」は、自分の人生だけでなく、自分の人生を取り巻く全ての音を集めて、歌にして、大切な人に「贈り」たいと言っているのです。

一緒に何気無く街に出かけた時の木々の揺れる音など、大切な人と一緒に居られる、ささやかで幸せな瞬間をつぎはぎした歌は、立派な歌などではなく、「ハナウタ」のようにうろ覚えで、曖昧なメロディーかもしれません。

しかし、そんな「ハナウタ」のように他愛ない一瞬に、大切な人と一緒にいられる幸せを感じられることが、「繰り返される物語」だと思っていた自分の人生の意味だったというラブソングです。

「リッスントゥザミュージック」

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本当はいっしょに笑いたいのに ふたりはいつもひとり
君が僕の事見つめる目には ひとつの嘘さえも決してなかったのに
リッスントゥザミュージック 僕たちの未来
リッスントゥザミュージック 明日は晴れかい?
ヘソ曲がりの未来地図は 尽きない 尽きない思い

出典: https://twitter.com/OCEANisSOLUTION/status/848795490820829184

出会って一年、「僕の未来」に「君」に一緒に居て欲しいと考えている「僕」は結婚したいのかもしれません。

しかし、それに対して「いくつもの夢」を追いかけている「君」の思いは交わりません。

そんな思いのすれ違いから、お互いの心は離れていきます。

別れの気配を感じながらも、「君」と別れがたい「僕」は、「明日の約束」を重ねているという切ない歌詞です。

「本当はいっしょに笑いたいのに ふたりはいつもひとり」という歌詞は、出会った頃のように一緒に笑いたいだけなのに、一緒に居ても心は別々にあるように常に孤独だということを一言で見事に表しています。

きっと、思いがすれ違っているなら誠実な人柄の彼女は別れたいと考えて居て、そんな彼女が「僕」を「見つめる目」に、ずるずると関係を引き延ばす「僕」の罪悪感が伺えます。

二人はこれからどうなってしまうのでしょうか。

「井の頭公園」で繰り広げられる、ドラマチックな歌詞に聴き入ってしまう一曲です。