枯れていく友に
お前は何を思う
言葉を持たぬその葉で
なんと愛を伝える
出典: https://twitter.com/xxkouxxxx/status/865395216735391748
「枯れていく友」という歌詞は、ヴォイドの能力の使いすぎによって病に犯されていく友人たちの姿を表しているのでしょう。
そんな中また何もできない自分を花に重ね、花に向かって愛の伝え方を問いかけるのですが、話すことができない花にはその術がなく、同じくいのり自身も何もできないのでした。
たくさんの想いを抱えながら、何もできないでいる姿が切ないですね。
花とは違い、いのりには言葉があるのだから、伝えればいいのでは?とこの歌詞を見て思った方もいるかもしれませんね。
しかし、想いがあっても、言葉があってもうまく伝えられないこともあるのも人間です。
人間ではない存在ながらも誰よりも人間らしく、心を痛めているいのりの姿に切なくなりますね。
今日も名もなき者のため生きた証を歌う
夏の陽は陰って
風が靡いた
二つ重なって
生きた証を
私は唄おう
名もなき者のため
出典: https://twitter.com/xxkouxxxx/status/865395216735391748
燦々と照らしていた「夏の陽」はやがて陰り、重なった集といのりの影は日陰に飲まれて消えたのでした。
それは、二人がともにいた時間が終わったことを意味しているのでしょう。
しかし、もう二度と触れられないところに行ってしまっても、集にたくさんの想いをもらったいのりの心には強い意思が宿っています。
一緒にいられなくても、自分の、そして「名もなき者」のために「生きた証」を唄おうということ。
咲く花のように無力でも歌を歌うことで人々の心に働きかけることはできるということが、いのりが集と生きる中で至った結論だったのでしょう。
おわりに
EGOISTの「Euterpe」(エウテルペ)について解説しましたが、いかがでしたか?
アニメ「ギルティクラウン」の世界観を表すとともに、普段は無表情であまり多くを語ることがないいのりの心に近づけるような歌詞でしたね。
アニメが終わった今も楪いのりはEGOISTの歌姫として歌い続けていますが、「ギルティクラウン」という物語が、いのりというキャラクターのバックボーンとして存在していることが、今の人気にも繋がっているのでしょう。
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