そして、第2位です。
第2位には「HERO」がランクインしました。
「HERO」は、2002年12月11日にリリースされたMr.Childrenの24枚目のシングルです。
こちらもオリコン週間チャートで首位を獲得し、そのまま32週チャートインしました。
さらに、NTTドコモ「NTT DoCoMo Group 10th Anniversary」キャンペーンCMソングに起用され、多くの人の耳に入った1曲でもあります。
桜井和寿の病気からの復帰後、初のシングルということもあり、話題の1枚になりました。
誰かのヒーローでありたいと願う、そのまっすぐな想いが強く背中を押してくれる1曲になっています。
君にとってのヒーローとして
歳を重ねて大人になり、失うものも増えてしまった。
かつて憧れた物語の中のヒーローのようにはもう生きられない。
そんな歌い出しはまさに大人になり、病と戦った桜井だからこそ描けたものでしょう。
若い頃は無茶で命知らずな生き方に憧れるもの。
けれど歳を経るごとに、そんな生き方がもうできないことを思い知ります。
それは歳を重ねていけばいくほど、深く共感できるものかもしれません。
それでも、愛する君にとってのヒーローでありたい。
「みんな」ではなく、「君」のために生きていたい。
それは格好悪いかもしれなくても、愛と優しさに満ちた想い。
年齢を重ねてきた人にこそ味わってほしい1曲です。
第1位「Tomorrow never knows」
Mr.Children最大のヒット曲
そして、栄えある第1位の発表です。
第1位は「Tomorrow never knows」がランクインしました。
「Tomorrow never knows」は、1994年11月10日にリリースされたMr.Childrenの6枚目のシングルです。
言わずと知れたこの名曲もオリコン週間チャートで2週連続の首位を獲得しています。
またフジテレビ系で放送されたドラマである「若者のすべて」の主題歌、そして、「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」の挿入歌にも起用されました。
まだ知らぬ明日を強く求めていく、勢いのある楽曲はMr.Childrenを代表する1曲、そして、長く愛される1曲となりました。
90年代の日本を象徴する1曲
ダブルミリオンを達成し、Mr.Children最大のヒットとなったTomorrow never knows。
「明日のことはわからない」といった意味のタイトルですが、改めて歌詞を見ていくと不思議な1曲です。
ラブソングでもなく、わかりやすい応援歌でもない。
いうなればこの曲は、ただただ悩み迷っている1曲です。
しかしそこにこの1曲がこれほどのヒットとなった理由があるのではないでしょうか。
この曲がリリースされた90年代は、それまでの価値観が失われた時代でした。
仕事をがんばれば出世し豊かな暮らしができる。
恋愛して好きな人と結ばれれば幸せになれる。
そうした生き方が覆され、どう生きていくのか皆が迷っていた時期だったのです。
そんな時代の人々の不安や迷いを、美しいメロディに乗せて歌い切った。
だからこそTomorrow never knowsは、これほどまでの人気を得る曲となったのです。
ひとつの楽曲が時代の空気を象徴する。
まさにそう呼べる1曲といえるでしょう。
最新曲は?(2018年1月5日現在)
いかがでしたか?
こうやって見てみると、リリースの度にオリコン首位を獲得していてMr.Childrenのすごさを改めて感じることができます。
それでは次に、そんなMr.Childrenの最新曲を紹介します。
2018年1月5日現在、Mr.Childrenの最新曲は「himawari」です。
「himawari」は、2017年7月26日にリリースされた37枚目のシングルです。
この楽曲もオリコン週間チャートで首位を獲得しています。
また、映画「君の膵臓をたべたい」の主題歌にも起用され、話題の1曲となりました。
これまでの彼らの音楽性が集約されたようなメロディーラインに、切ない歌詞が上手に絡まった1曲に仕上がっています。