平井堅のノンフィクション、歌詞が意味深すぎる。。。

2018年04月16日更新

ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)/サザンオールスターズの歌詞を解釈

80年代にリリースされたサザンのスマッシュヒット曲「ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)」をご紹介します。社会風刺とも取れる歌詞にはどんな意味が込められているのでしょうか?

「ミス・ブランニュー・デイ」ってどんな曲?

1978年に「勝手にシンドバッド」で華々しくデビューしたサザンオールスターズ(以下・サザン)。


サザン人気を博しましたが、その自由気ままな歌風に批判もあり、現在のような国民的スターというポジションではありませんでした。


そんな彼らが1984年にリリースした楽曲「ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)」です。

80年代のヒット曲!収録アルバム情報

「ミス・ブランニュー・デイ 」のリリースは「勝手にシンドバッド」のリリースからちょうど6年後1984年6月25日


オリコン週間ランキングでは6位。リリース年の8月・9月には2ヶ月連続でトップ10入りするという好記録も残しています。


筆者が最初にこの曲を聴いたのは1998年に発売されたベストアルバム『海のYeah!!』でした。


1984年当時発売されて大ヒットとなったオリジナルアルバム人気者で行こう』にも本曲が収録されています。


1曲で聴くのもいいですし、アルバムを通して聴くのも面白いですよ。ぜひチェックしてみてくださいね♪

「ミス・ブランニュー・デイ」って誰?

サザンの曲には「いとしのエリー」や「栞のテーマ」、「夢に消えたジュリア」など、女性の名前を冠している曲名がいくつかありますね。


これらの女性名には元ネタとなる人や曲があります。


そのため「ミス・ブランニュー・デイ」も「誰を指しているの?元ネタはあるの?」と疑問に思う人も少なくありません。


結論から言うと、本曲の曲名には特定のモデルはいません


英語の「BRAND-NEW DAY」には「新しい1日・素敵な1日」という意味があります。


そこに、女性に対する敬称「MISS」を付けることで「新しいもの=流行を日々追い求める女性の姿」を反映させているのです。

「ミス・ブランニュー・デイ」の歌詞を解釈♪

<誰かと似た身なり>の女性たち

夢に見る姿の良さと美形のBlue Jean
身体と欲でエリ好みのラプソディー

出典: ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

「ミス・ブランニュー・デイ」がリリースされた1984年


この年には、今でも毎年発表されている『ベストジーニスト賞』が開始されています。


歌詞の<Blue Jean>とはジーンズのこと。


70年代から日本のファッションに定着してきたジーンズは、80年代に一大ブームを引き起こしました。


歌詞からは、モデルさんが着こなす流行のジーンズ姿を見て、心を躍らせる女性像が浮かび上がってきます。

Oh Oh Miss Brand-New Day
皆同じそぶり
Oh Miss Brand-New Way
誰かと似た身なり

出典: ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

この時代、流行したのはジーンズだけではありません。


70年代後半から、ブランドブームのはしりともいえる「ニュートラ」「ハマトラ」というファッションスタイルが流行。


雑誌『JJ』や『CanCam』では定期的に特集され、当時の女子大生を駆り立てました。


1980年以降は、当時デビューした松田聖子さんの髪型「聖子ちゃんカット」を真似するティーンズも続出。


さて歌詞に戻ってみると、この部分、当時の流行を追う若い女性へ「そこのおねえちゃん」と呼びかけているように感じませんか?


そこのおねえちゃん、 <皆同じそぶり>だね。<誰かと似た身なり>だね。と。

意味の無い流行の言葉と見栄のIllusion
教えられたままのしぐさに酔ってる
Oh Oh Miss Brand-New Day
月並を愛し
Oh Miss Brand-New Way
お出かけの前に

出典: ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

歌詞では<流行の言葉>を<意味の無い>と言ったり<見栄のIllusion>(幻想)と例えたり。


当時流行を追う女子にとっては辛らつな言葉が並んでますよね。


この曲って流行を追うことで<月並み>な無個性になっている女性たちへのロックな社会風刺なのでしょうか?

歌い手は○○くん?

終わらない彼と寝てる Night Time
濡れたムードを買い占めて

出典: ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

ここまでは風刺的な要素が感じられた「ミス・ブランニュー・デイ」の歌詞。


しかし、ここ辺りから一気に人間味を感じられるようになるのが面白いんです。


ちょっと話は逸れますが、皆さんはバブル期に流行った「アッシーくん」とか「メッシーくん」「ミツグくん」という言葉を知っていますか?


アッシーくんとは「足になってくれる男性」。車で送り迎えしてくれる男性のことです。


メッシーくんとはご飯をおごってくれる男性。ミツグくんとは物を貢いでくれる男性のこと。


どれも本命ではなくキープとして扱われる男性を指しています。

Yes, I know. She's right on time.
今宵 With you
You should know she's breaking up my heart
割りとよくあるタイプの君よ

出典: ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

本題に戻りましょう。


本曲の歌い手はキープにされていた男性、「ミス・ブランニュー・デイ」のアッシーくんだ、と筆者は考えています。


<Yes, I know. She's right on time.>「わかってる。彼女は時間通りピッタリに現れる」という意味。


彼女は<終わらない彼と寝てる>のにもかかわらず、です。


つまり彼女は、他のキープくんもしくは本命くんとのデートの送迎をアッシーくんにお願いしているのかな……と。


<You should know she's breaking up my heart>「キミも知ってるはずだ、彼女がボクの心を壊し続けてるってこと」という意味。


"キミ"というのはこの曲のリスナー、聴いている当時の人々であり、私たちのことですね。


この解釈だと<割りとよくあるタイプの君>という歌詞からは、社会全体に対しての風刺というより、1人の女性に対する批判その裏にある愛情が感じられてきませんか?

人間味溢れる歌詞

ありのまま着ままの君で心はRainbow
人目をはばかるにゃ美し過ぎる

Oh Oh Miss Brand-New Day
皆同じそぶり
Oh Miss Brand-New Way
誰かと似た身なり

誰の為本当の君を捨てるのCrazy
しなやかと軽さをはき違えてる

出典: ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

<美し過ぎる>君のおかげで<心がRainbow>(虹)のように輝く。


そんな歌詞からは、恋に落ちた1人の男の歌という面が見えてきます。


だから<誰の為本当の君を捨てるの>と訴えているんですね。


このパートの最後の部分なんて、まさに言い得て妙。


個人的には、貢いだり甘やかしたりしてくれる人よりも、こういうことを言ってくれる人とお付き合いした方がいいだろうと思いますが……。


歌い手であるアッシーくん自身、心の中で思っているだけで、ただのアッシーに成り下がっているという状況なのかも。


そう考えると「ミス・ブランニュー・デイ」の歌詞は人間味溢れる身近なものに感じられてきます。

恋してしまった男の歌

慣れない場所で背伸び All night
粋な努力をただで売る

Yes, I know. She's right on time.
今宵 With You
You should know she's breaking up my heart
街でよく見るタイプの君よ

出典: ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

「ミス・ブランニュー・デイ」を作詞した桑田佳祐さん自身、この曲は現代(当時)の女性に恋した男性のラプソディーだという主旨の発言をしています。


リスナーの立場からしたら、歌詞に登場する彼女には、ひとこと言ってやりたくもなります。


<慣れない場所で背伸び>とか<粋な努力をただで売る>姿とか、本当のあなたを見てもらってるじゃん!彼に気付いてあげてよ!と。


そう思うと同時に、こんな風に彼女へ強く言えないアッシーくんの男としての甘さも感じ取ることができるのです。


「ミス・ブランニュー・デイ」は、アッシーくんの切ない男心彼女への甘さに親しみを感じてしまう歌詞でした。

最後に……

サザンオールスターズ「ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)」はいかがでしたか?


社会風刺かと思いきや、一人の男心を歌った歌詞に、共感を持てた人もいたのではないでしょうか。


実は「ミス・ブランニュー・デイ」にはPVが存在。過激な内容なので、気になる人はWikipediaの概要欄を参照してください。


問題のPVは映像作品集『ベストヒットUSAS (Ultra Southern All Stars)』に収録されています。


どうしても見てみたい!という人は映像作品集もチェックしてみてくださいね。

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この記事のキュレーター

ウクレレを弾きながら鼻歌を歌うのが好きな30代の主婦ライターです。大好物は邦ロック。大好きなアーティストはBUMP OF CHICKENです。どんな音楽にも力が宿っていると信じています。

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