ドライフラワーを君に添える真意
まだ枯れない花を
君に添えてさ
ずっとずっとずっとずっと
抱えてよ
出典: ドライフラワー/作詞:優里 作曲:優里
「ドライフラワー」が失われてしまった恋心を指すなら。
「枯れない花」は、また私の恋心が失われていないことを指します。
枯れてほしくても枯れない、そんな想い。
それを添える貴方への想いは、言葉通りの「大嫌い」ではありません。
「大嫌い」と言葉で断ち切らなくてはならないほどの「大好き」。
けれど「添える」という言葉にも注目してみましょう。
「渡す」や「あげる」ではなく「添える」。
それは貴方の生きていない体に捧げる、あるいは貴方の写真の横に置く。
そんな情景をイメージさせる言葉です。
もう会わないと決めた貴方へ。
そっと自分の恋心を捧げ、相手にも同じ恋心を抱えてほしいと願う。
それは呪いにも似た複雑な、けれど正直な恋心の叫びなのです。
時を経ても「変わらぬ心」を君に
ドライフラワーにされる花の多くには、似た花言葉がつけられています。
それは「永久に」「変わらぬ」といった言葉。
例えばスターチスは「変わらぬ心」という花言葉を持っています。
ドライフラワーは生花だった時に比べ確かに色あせ、古びていきます。
それでも花の形や色を残している。
だからこそ「変わらぬ心」といった不変を意味する花言葉が多くつけられるのでしょう。
辛く悲しい恋。
相手とは合わないとわかってしまった恋。
二人で過ごした時間そのものは生花のように短い期間だったのかもしれません。
それでも相手への思いは心の中に残り続ける。
少しずつ色褪せながらも、形を残したまま在り続けるもの。
どんなに頭では合わないと分かっていても、惹かれてやまない。
そんな恋の形が「ドライフラワー」には描かれているのです。
元となった一曲「かくれんぼ」も必聴
苦しく切ない、だからこそ大切だった恋。
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「ドライフラワー」を男性目線から描いた一曲。
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