夏がくれた日々は
風にめくられたページみたいに
知らないうちに過ぎて
ほんの僅かの今日が残るだけで
出典: 栞 feat.仲宗根泉(HY)/作詞:河邉徹 作曲:杉本雄治
2人の愛を刻きざみ続ける小説は、いつの間にか夏という1章が終了しようとしています。
夏の1章のページは、残り1ページだけになりました。
その1章は小説の中で、かなりボリュームがある内容です。
しかし、2人にそんな感覚はありません。
残り1ページの幸せを共にかみしめながら、ついに章の終わりを告げようとしています。
深まる気持ち
同じ星を見上げて
傍にいるのに
「会いたいよ」って言ってた
出典: 栞 feat.仲宗根泉(HY)/作詞:河邉徹 作曲:杉本雄治
皆さんは愛する人が隣にいるのに、「会いたい」と感じたことがありますか?
この歌詞で表現されるのは、負のイメージではありません。
2人でいられるのに、もっと彼女のことを感じていたいという欲です。
そこまで想いを寄せられる彼女は、とても幸せなことでしょう。
愛し合う2人には、1日24時間では足りないようです。
愛の確認
綴る 愛の言葉
交わす 愛の仕草
二人なら怖くないよ
出典: 栞 feat.仲宗根泉(HY)/作詞:河邉徹 作曲:杉本雄治
2人の小説には、あらゆる愛の姿が語られています。
見つめ合う姿、こらえきれずに溢れる愛の言葉、とても素敵な小説です。
この1つ1つの所作が積み重なると、2人の愛の形はより強固なものへと変わります。
この強固な愛があるので、これからの2人の姿が容易に浮かぶのです。
永遠のものにするために
こんな幸せを
どんな時が流れてもずっと
忘れたくないから
星に願うの
出典: 栞 feat.仲宗根泉(HY)/作詞:河邉徹 作曲:杉本雄治
一途に2人の幸せを願い続ける彼は、彼女が抱く愛する気持ちを更に強めさせます。
そして輝く光に向けて、2人が幸せであり続けると誓うのでしょう。
ここまで真っ直ぐに、純粋に、愛と向き合える2人に嫉妬すら覚えてしまいます。
地上に降り注ぐ星の光は、実際には何万光年も前に放たれていたものです。
そう考えると、地上に降り注ぐ星の光が神秘的に感じます。
皆さんも今夜、星を見上げて願いを祈ってみませんか?
WEAVER「栞 feat.仲宗根泉(HY)」終盤の歌詞でわかること
本作の終盤では、これまでのフレーズが繰り返されます。
同じフレーズなのですが、冒頭から中盤まではこれまでの回想ではないでしょうか。
しかし、終盤のフレーズでは、彼の意識は未来へと変わっています。
このことから同じフレーズでも、これまでよりも切に幸せを願う気持ちが読み取れるのです。
そう考えるとより一層、この曲の終盤に感情移入できるようになります。
ではここからは、本作の残り少ないフレーズの解説です。
ぜひ、最後までお楽しみください。
彼女の定位置
星座を指した君の手
夏の星 蝉の声
花火のあとに残る煙の匂い
どんな思い出もページをめくれば
君がいるの
出典: 栞 feat.仲宗根泉(HY)/作詞:河邉徹 作曲:杉本雄治
今作の夏の章には、どんな時でも彼女が隣にいたことに気づきます。
夜空を見上げる時、蝉の声で目覚めた時、いつも彼女の優しく可愛らしい表情があるのです。
彼の小説は、彼女と出会う前のそれとは全く違い、彼女のことで埋め尽くされています。
あらためて気づいたことで、これからも彼の小説が彼女で埋まり続けたいとより感じるのです。
1年で締めくくられる彼の小説。
この続編が、何冊も積み重なることを祈り続けます。