華麗な逆転させた
first impression
足元に武器を捨てるハンターのように
I'm showing my heart
一人でも続けると決めた mission
誰にでも牙を向けるわけじゃない
答えを聞かせて
I'm throwing my heart at you
出典: プレイ・ボール/作詞:宇多田ヒカル 作曲:宇多田ヒカル
ここはサビの別バージョン。
最後にぐっとストーリーが展開しているのが分かります。
生意気そうだという第一印象は、覆せたと語っている彼女。
言うならばもう、なりふりかまっていられないのです。
強がりも自分を偽る仮面も捨てました。
彼には、自分自身の気持ちをすべてさらけ出しているのです。
”足元に~”というフレーズからは、もう無駄に追い掛けることはしないという意志が感じられます。
ゲームだと言っていられる余裕はなくなりました。
「好き」「愛している」という気持ちを、まさに直球ストレートでぶつけたのです。
それでも、彼がのらりくらりとかわすのならば、”牙を向く”となかば脅すように訴えています。
彼女の本気を見せたシーンになっているのではないでしょうか。
女性の強い決意が感じられるパートです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
恋の勝負に挑む気持ちを歌った、宇多田ヒカルさんの『プレイ・ボール』です。
繊細に響く歌声の一方、強気な気持ちが垣間見える歌詞になっていました。
その気持ちを野球に見立てたストーリー。宇多田さんだからこそ構成できる物語ではないでしょうか。
この頃の宇多田さんはまだ10代。
年齢を重ねることによって、どう変わっていくのだろう。そうワクワクしたのを覚えています。
まさにこの後も数多くの楽曲を世に生み出し、私たちを楽しませてくれました。
楽しむ、という言葉は少し違うような気もします。
私たちに、今までとは違う世界を見せてくれたといえるのではないでしょうか。
これまでの曲はもちろん、これからの楽曲にもますます注目したいと思います。
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【DEEP RIVER】に収録されている曲のうち、ほかのオススメ曲をご紹介致します。
それは『A.S.A.P』と『Letters』。
前述した通り、このアルバムは2002年の年間オリコン1位を獲得しています。
1、2作目もそうだったのですが、シングルカットされている曲以外も高い人気がありました。
街やテレビで流れたり、カラオケで普通に選曲されたり。それくらい人気があったといえます。
同時に、いつ聞いても決して時代を感じさせず、新しくすら感じられるのではないかと思います。
宇多田世代ではない方にも、ぜひ聞いていただきたい曲です。
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