甘やかされて育ったから…

噛みつかないで 優しくして
苦いものはまだ嫌いなの
ママの作るお菓子ばかり食べたせいね

知らないことがあるのならば
知りたいと思う普通でしょ?
全部見せてよ
あなたにならば見せてあげる私の…

出典: ロミオとシンデレラ/作詞:doriko 作曲:doriko

ママにたくさん甘やかしてもらい、子供扱いされて育てられた主人公。

なので、大人の恋愛にはまだ慣れていないのでしょう。

少しずつ大人の恋愛に慣れていきたいという主人公の願望が描かれていますね。

主人公はまだ好きな人の全部を知り尽くしているというわけではないのでしょう。

好きな人のことをもっと知って、もっと親密になりたいと願っているのです。

シンデレラに憧れる主人公

ずっと恋しくてシンデレラ
制服だけで駆けていくわ
魔法よ時間を止めてよ
悪い人に 邪魔されちゃうわ

出典: ロミオとシンデレラ/作詞:doriko 作曲:doriko

主人公は、シンデレラのようなハッピーエンドを迎える恋に憧れています。

好きな人のところにいつも大急ぎで会いに行っている主人公。

好きな人に会える時間は限られており、少しでも長く一緒にいたいから、急いでいるのでしょう。

主人公はコソコソと隠れながら、好きな人に会う時間を作っています。

しかし、そのわずかな時間でさえ「両親に邪魔される恐れがある」と感じているのです。

逃げ出したい主人公

逃げ出したいのジュリエット
でもその名前で呼ばないで
そうよね 結ばれなくちゃね
そうじゃないと楽しくないわ
ねぇ私と生きてくれる?

出典: ロミオとシンデレラ/作詞:doriko 作曲:doriko

本当は今すぐ両親のもとから逃げ出して、好きな人と暮らしたいと願っている主人公。

しかし、そう簡単に逃げ出すことはできないのでしょう。

主人公は「ジュリエットのような悲劇のヒロインにはなりたくない」と願っています。

「シンデレラのように王子様と結ばれる人生を送りたい」と思っているのです。

そして、好きな人に対して「あなたも私と同じように思っているよね?」と確認しています。

2番~ラストの歌詞

両親に対する罪悪感

背伸びをした長いマスカラ
いい子になるよきっと明日から
今だけ私を許して

黒いレースの境界線
守る人は今日はいません
越えたらどこまでいけるの?

出典: ロミオとシンデレラ/作詞:doriko 作曲:doriko

主人公は大人に憧れています。

なので、背伸びをしてマスカラなどのアイテムで化粧することも多いのでしょう。

自分を美しく着飾って、夜な夜な好きな人に会いに行く主人公。

しかし、両親に対して多少の罪悪感も感じているのだと思います。

だから、許しを請うような歌詞が入っているのでしょうね。

黒いレースの下着を身につけて、好きな人に会いに行く主人公。

一線を超えてしまいそうな夜も過ごしているのでしょう。

好きな人と2人きりで会う時は、主人公のことを守ってくれる大人はいません。

全て自己責任で恋愛を楽しんでいるのです。

ルールを強制する主人公

噛みつくほどに 痛いほどに
好きになってたのは私でしょ
パパはでもねあなたのこと嫌いみたい

私のためと差し出す手に
握ってるそれは首輪でしょ
連れ出してよ 私のロミオ
叱られるほど遠くへ

出典: ロミオとシンデレラ/作詞:doriko 作曲:doriko

主人公は本気で恋をしており、周りに痛いと思われることもあったのでしょう。

でも、主人公のパパは、主人公の好きな人のことを嫌っています。

主人公の両親は、主人公をたぶらかす男から守るために、ルール(=首輪)を強制しているようです。

しかし、主人公はルールで縛られた人生はもううんざりだと感じています。

両親に𠮟られても構わないから、今すぐ好きな人と駆け落ちしたいと願っているのでしょう。

時にはトラブルも必要!?

鐘が鳴り響くシンデレラ
ガラスの靴は置いていくわ
だからね 早く見つけてね
悪い夢に 焦らされちゃうわ

出典: ロミオとシンデレラ/作詞:doriko 作曲:doriko