【VOICE/Perfume】歌詞の意味を深読みしてみる！点と線をつなげて描かれるものが知りたい♪

ここで、改めてサビの歌詞について考えてみたいと思います。

最初の項では「あなたは全てを知る必要がある。それは声。」と訳しました。

しかし、「Everything(=Voice)」=「本当の声」ということを踏まえて考えてみると、また違った訳が出来ます。

「あなたは本当の声を知る必要がある。これが(私の)声だ」

本当の声を聴いてほしい。本当の声を届けたい。

そんなニュアンスが隠されているような気がしてなりません。

ここまで見てきた通り、EverythigがPerfumeの声を意味しているのだと分かりました。

では、彼女たちの声を誰と合わせるのでしょうか。

「点と点」「線と線」というキーワードから考えます。

「点と点」は「個と個」のことだと解釈してみました。

つまり、Perfumeのメンバー一人一人を表しているのではないかと。

あ～ちゃん、かしゆか、のっちの3人が声を合わせた時、響き始めるPerfumeの音楽。

3人でPerfumeの音楽を奏でていこう。

このシーンからは、そんな3人の強い決意が感じられます。

だからこそ、この直後に「これが本当の声だ」という宣言が繰り返されているのではないでしょうか。

「点」が「個」なら「線」は「集合体」のことではないかと思います。

点の集合体が「線」だからです。

Perfumeも個の集まりである集合体と言えます。

これはPerfumeという集合体が他の集合体とつながるということ。

それだけ多くの人と「声を合わせる」ということを考えると、自ずと解釈が絞られてきます。

おそらく、Perfumeとファンのことを言っているのではないでしょうか。

Perfumeの声とファンの声を合わせる。

それはライブでよく見る光景のように、一体となることで成される共同作業。

PerfumeとPerfumeの音楽を一緒に盛り上げていこう、と。

そして、やはりこの後にも「これが(私の)本当の声だ！」という宣言が繰り返されています。

ファンにも「本当の声」を聴いてほしいという感情を表現しているのでしょうか。

ここまで掘り下げてきたところで大きな問題にぶつかります。

それは、この楽曲で生の声が使われていないということです！

これだけ「本当の声」とか言っておいて、全く生声が聴けません。

一体何がどうなっているのか。考えてみました。

まず、2行目に注目してみてください。

またもや「キミ」が登場しています。

このフレーズは、

結局、本当のキミを知れないまま。

本当の声が聴けないまま。

といった意味合いでしょう。

どういうことかというと、、、

本当の声がどうとか生声がどうこうって言ってきたけど、ちっとも生声使ってません！

という宣言。もう開き直っちゃってます…

そして、ちゃんと言い訳までしてくれています。