新郎は、ボロボロの姿になり、挙句に式にも遅刻。
晴れの舞台で大失態をしてしまいます。
取り返しのつかない状況。
この状況に視聴者も焦りを覚えます。
しかし、到着してくれた瞬間に笑顔になる新婦。
MVには、更なるどんでん返しが待ち受けています。
ここで新郎がベッドで目覚めます。
物語が終わっているはずなので、疑問に思うことでしょう。
しかし、起きると隣には、熟睡している新婦の姿。
部屋には、結婚式当日の写真が飾られています。
災難で失敗もあった結婚式を懐かしむ余裕がある様子。
幸せすぎるエンディングに温かい気持ちになるMVです。
MVの考察
伝えたいメッセージ
これまでMVのストーリーについて見てきました。
本作は、結婚式というテーマでありながら、災難の連続。
道中の災難や、お酒による寝坊、遅刻…。
誰もが経験したことがあるテーマを扱う内容。
日常的なテーマであるからこそ、共感できます。
思い出は、失敗があった方が強く残るもの。
喜びの瞬間を迎えるまでの苦難の連続。
本MVでは、寝坊と式場への向かう最中の災難を映しています。
どうしようもない失敗を、これまも多く経験してきたはず。
それでも振り返れば、最後は良い思い出です。
そんな人生の重要なメッセージを伝えているように思えます。
THE BAWDIESというバンド
THE BAWDIESアニバーサリーイヤー
THE BAWDIESにとって2018年は、特別な年。
結成から15年、デビューから10年を迎えました。
全国ツアーを行い、2019年1月には、武道館公演を行います。
2018年は彼らの過去と未来。
両面を省みることが多い年だったのではないでしょうか。
振り返ればバンドの歴史も苦難と成功の連続。
予測できないようなトラブルも数多くあったに違いありません。
本作のMVでも描かれている内容に近いものを感じます。
多くの経験を重ねてきたバンドだからこそ、描ける世界観。
気取った様子もなく、純粋に音楽を楽しんでいる印象です。
活動が継続できる幸せが本作にも投影されているように感じました。
バンドが目指すこれから
本作で、THE BAWDIES初となる試みも多数あります。
その1つとなるのが、ストリングスを取り入れたこと。
今回のMVでも大きくフィーチャーされています。
MVとしてだけでなく、メロディーとして幸せな印象。
さらに、冒頭でも触れた独特の販売形態。
THE BAWDIESのライブで恒例となっている締めを意識した法被の販売。
「わっしょい!!」の掛け声にぴったりのアイテムです。
販売に当たって、彼らがリスペクトするビートルズの来日を再現。
アニバーサリーイヤーを迎えるバンドの挑戦を感じることができます。
これまで数多くのライブを行い、作品をリリースしてきた彼ら。
そんな現状に満足せず、これからも挑戦を続ける意思表明に思えます。
新章を迎えるバンドの試みは、新鮮で、退屈しません。
これからもファンを楽しませてくれると確信できる挑戦の連続です。
THE BAWDIESの紹介
これまでの作品とバンド
ここまでTHE BAWDIESの「HAPPY RAYS」を考察してきました。
結成から15年を迎えても、挑戦を続けるバンドの姿勢。
常に上を目指して活動していることに、感動を覚えました。
これまでの活動や積み上げてきたもの。
そんな歴史があるからこそ説得力が生まれるのだと思います。
チャレンジングでありながら、彼らのルーツも感じられる楽曲。
これがバンドとしての現状を物語っているよう。
これからも挑戦を続けていくに違いありません。
THE BAWDIES紹介
THE BAWDIESのロックンロールなおすすめ曲はコレ! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
日本人離れしたボーカルとルーツミュージックの影響を受けたバンドサウンドで日本のライブシーンを盛り上げているTHE BAWDIES。11月30日にはメジャー11枚目となるシングル「THE EDGE」をリリースし2017年全国ツアーも発表されその勢いはとどまることを知りません。そんな彼らのおすすめ曲を紹介。