Hilcrhymeの「アタリマエ」は当たり前の幸せを誓う
当たり前のことがどんなに幸せなことかを歌詞にするHilcrhymeの「アタリマエ」。
TOCが手がける歌詞の世界が、とても気になります。
そんな「アタリマエ」の歌詞をひも解いてみましょう。
そして、MVでとても印象的な”手”が意味することは、一体どういうことなのでしょう。
「アタリマエ」のMVについても解説します。
ぜひ、お楽しみください!
Hilcrhyme「アタリマエ」の歌詞をひも解く
Hilcrhymeの「アタリマエ」の歌詞を読み解くと、1度別れた彼女に向けた歌詞だと考えられます。
男女の恋愛では、失ってからその存在の大切さに気づくことが多いです。
「アタリマエ」では、彼がしてしまった過ちに後悔をして彼女にこれからずっと守り抜く決意を伝えます。
そんなまっすぐな気持ちを伝えるTOCの世界観を、一緒に楽しみましょう。
ではここから、Hilcrhymeの「アタリマエ」の歌詞をひも解きます。
癒やしをくれる
変わらない笑顔で待ってる
俺を見て君もまた笑ってる
どこに行こうかって繋いだ手
幸せに感じてた 当たり前
出典: アタリマエ/作詞:TOC 作曲:TOC.3rd Productions
女性の笑顔は宝石のように輝く、何にも変えることの出来ないとても素敵なものです。
彼の心に残る記憶には、必ずといって良いほど彼女の笑顔が浮かびます。
しかし、その輝く宝石を日常で常に感じていると、いつの間にかその感情が薄れてしまうのです。
ここが男の愚かなところで、感情が薄れてくるとそんな素敵な宝石を曇らせてしまう過ちを犯します。
好きという気持ちがあるにもかかわらず、その場のノリや雰囲気で過ちを犯してしまうのです。
どうして
大事な物が急にどうしてか
消えた 悲しみだけを残してさ
二人で決め 買ったソファ
おそろいのカップ
まだそこに君がいるようだ
出典: アタリマエ/作詞:TOC 作曲:TOC.3rd Productions
男は大抵、鈍感なようです。
知らず知らずにいつの間にか彼女を傷つけ、彼女が耐えられずにいなくなって初めて気づきます。
2人で暮らした部屋には、彼女との思い出であふれていて、彼女がいなくなった実感がわきません。
部屋にある家具から食器まで、全てのものに彼女の思い出が住み着いています。
home
いつも隣にある存在って
いつまでもあるものじゃないって
飛び交った感情と言葉
「私の帰る場所はどこか」
出典: アタリマエ/作詞:TOC 作曲:TOC.3rd Productions
人との関係で、永遠ということはありえません。
哀しいことに、必ず人生の終着駅は存在します。
しかし、その終わりがある人生を、愛する人と添い遂げられるのはこの上ない幸せといえるでしょう。
「アタリマエ」の彼は、彼女とこのまま人生を添い遂げられるとイメージしていたのです。
仕事を終えて、部屋のドアを開けた時に必ず迎える彼女の笑顔。
「私の家がなくなってしまった…」
彼女がいなくなり、そんな気持ちになってしまう彼なのでした。
彼女を取り戻すために
彼女がいなくなってしまい、喪失感を抱く彼の苦悩が「アタリマエ」の前半の歌詞で描かれます。
男はどうしてこうも、微妙な心の変化に気づかないのでしょうか。
私も反省しなければなりません。
ここからHilcrhyme「アタリマエ」では、彼女を必死で取り戻そうとする姿が描かれます。
引き続き、お楽しみください。