それでも行くのかい
出典: pray/作詞:津野米咲 作曲:津野米咲
もうじき花が咲く季節だというのに行ってしまう君について歌われています。
人が物事を新しい場所で始めるときには、何かを手放したり置いていったりすることもあるでしょう。
もちろん、慣れ親しんだ何かを手放すのは苦しい作業です。
痛みを感じずにはいられないこともあるでしょう。
真っ青な空ではなく、ちょっと黒いくらいなのはどうして?
It's honesty 君が好き
ちょっと黒いくらいの
青い空がよく似合う
出典: pray/作詞:津野米咲 作曲:津野米咲
新しい場所へ旅立っていく「君」はもう何も知らない無垢な子どもではありません。
一点の曇りもない真っ青な空ではなく闇や憂いさえも含んだ少し黒いくらいの青い空でもやり過ごせるでしょう。
青春からの脱却で大人へと一歩ずつ近付いていく姿が描かれているのです。
またそんな君の暗さや弱さも含めて「君が好き」なのだと伝わってきます。
この部分の歌詞では君が現実に折り合いを付け、自立していくことを示唆しているのかもしれません。
希望と願いを込めて
君を見つめるまなざしの温かさ
I pray for you それじゃ、またね
君の旅が
どうか美しくありますように
出典: pray/作詞:津野米咲 作曲:津野米咲
「君」の「旅」とは新しい人生の始まりです。「Pray」は祈るという意味になります。
それじゃ、またねと歌いながらも決して突き放すような冷たさは感じられません。
未知の新しい世界へと羽ばたいていく君の旅についての思いを感じる方もいらっしゃるでしょう。
つまり新しい世界が「どうか美しくありますように」と祈っているのです。
温かいまなざしを感じるフレーズになります。
自分と明日を信じて
明日は明日の風が吹く
信じられたなら
どこまでも行けるかな
出典: pray/作詞:津野米咲 作曲:津野米咲
新しいことを始めてすぐは、なかなかうまくいかないこともあります。
焦りや不安に押しつぶされて、くじけそうになることもあるでしょう。
でもそんな時こそ自分次第なのです。
「明日は明日の風が吹く」と歌っているのは、自分自身を信じてほしいということでしょう。
どこまでも突き進んでいってほしいというような願いが込められています。
万華鏡のようにめまぐるしく移り変わる世界
集めた星屑
喜んでくれるかな
くるくる回した万華鏡
出典: pray/作詞:津野米咲 作曲:津野米咲
世界の情勢は万華鏡をくるくると回すように、めまぐるしく移り変わります。
疲れた時には星空を見上げてほっと一息ついてほしいという気持ちが込められているのかもしれません。
キラキラと輝く星屑は希望の象徴です。
希望に満ちあふれた星屑を集めた万華鏡を手渡して元気づけてあげたいという気持ちを表しているのでしょう。