「絶対的な関係」について

【絶対的な関係/赤い公園】気になる歌詞の意味を徹底解釈!ドラマ主題歌の今作のスコアを紹介♪の画像

まず、赤い公園の「絶対的な関係」の収録CDなど、基本情報についてご説明します。

赤い公園とは

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赤い公園は4人組みではじまった日本のガールズロックバンドです。高校の軽音楽部の先輩後輩として出会い、2010年1月に結成されました。

その自由で新鮮な音楽は噂が噂を呼ぶように広まっていき、2012年2月にミニアルバム「透明なのか黒なのか」でメジャーデビューを果たします。

結成からわずか2年でメジャーデビューしていることからも、このバンドの音楽性や魅力の高さが感じられるのではないでしょうか。

現在までに、「公園デビュー」「猛烈リトミック」「純情ランドセル」「熱唱サマー」の4枚のアルバムを発売するなど、精力的な活動を続けてきました。

赤い公園の結成メンバーは下記の4人になります。 

津野米咲(つの まいさ)
ギター・コーラス担当。バンドのリーダー。
藤本ひかり(ふじもと ひかり)
ベース担当。
歌川菜穂(うたがわ なお)
ドラムス・コーラス担当。
佐藤千明(さとう ちあき)
ボーカル・キーボード担当。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%81%84%E5%85%AC%E5%9C%92

残念ながら、ボーカル・キーボード担当の佐藤千明は2017年8月31日に脱退しています。音楽的な迷いがその理由と語っていますが、複雑な事情があるのでしょう。

ボーカルが脱退するというのは、バンドにとって相当ダメージが大きい出来事です。今までの曲を演奏すれば、どうしても佐藤千明をファンの方はイメージしてしまうでしょう。

しかし、赤い公園は3人でさらなる活躍を目指して活動を続けていくことを発表しています。どのような形で音楽を奏でていくのかとても気になりますね。

そして、ファンの方はほっとしたのではないでしょうか。

2014年3月発売「絶対的な関係/きっかけ/遠く遠く」に収録

「絶対的な関係」は、2014年3月発売のシングル「絶対的な関係/きっかけ/遠く遠く」に収録されています。キレのある歌詞と耳に残るサビが印象的なキラーチューンです。

ドラマ「ロストデイズ」の主題歌のために書き下ろされた曲として、大きな話題を集めました。

曲の長さはわずか100秒でありながら、その中には濃密な欲望があらわされています。MVはその100秒がカウントされるユニークな映像です。

ドラマ主題歌がそんなに短いわけがないと疑う方は、実際にその目で確かめてみてください。曲が終わる頃には、赤い公園のファンになっているかもしれません。

絶対的な関係/きっかけ/遠く遠く(初回限定盤)(DVD付)
赤い公園
ユニバーサル ミュージック

歌詞を解説

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次に、赤い公園の「絶対的な関係」の欲望にまみれた歌詞の意味を解説していきます。

あれが欲しい

あれが欲しい それが邪魔

てな具合に探り合う腹

暗黙のルールに乗っ取り

正体は知らぬが華

出典: https://twitter.com/ayudayo131/status/444076212034342914

「あれが欲しい」と感じた時には、それを手に入れるために邪魔だと感じるものはあるでしょう。

高価なものであればその金額であり、好きな人に恋人がいればそれが障害になるでしょう。

約束はしていないけれどみんなが見て見ぬふりをして築いたルールに従えば、それをクリアにすることは許されるのです。

それを明らかにすることは野暮であり、まさに「知らぬが華」だと思います。

絶対的な関係を手探ってもつかめないの

ずっと中の人を知らないまま繋ぐ手と手

出典: https://twitter.com/ayudayo131/status/444076212034342914

「絶対的な関係」はその内側を探しても、つかむことはできません。駆け引きや思惑で手に入れられるものではないのでしょう。

しかし、お互いにその「中の人」をわからなかったとしても、手をつないで関係を持つことはできるのです。

それが、「絶対的な関係」とは程遠かったとしてもできてしまいます。