眩暈SIRENってどんなバンド?
現代日本の病理をえぐる
眩暈SIREN OFFICIAL WEB SITE
『偽物の宴』MV
ベースカラーは赤と青
赤というよりは朱と表現した方が良い色ですね。
青色も、冷め切った冷徹な青です。
プロジェクションマッピングを施した幕の前にたたずむメンバーたち。
その様子がハッキリ見えないところも、神秘性を高めます。
ボーカルの京寺さんはパーカーのフードをスッポリ被っています。
よく顔が見えません。
どうやら金髪で小柄な方のようですね。
ギターのオオサワ レイさんはちょっと変わったギターを使っています。
モズライトというメーカーのギターです。
このギターを使用しているアーティストはベンチャーズ、加山雄三など。
長身で痩せ型の彼に良く似合っています。
オオサワさんの顔も、ハットを被っているためなかなか確認が難しいですね......。
ベースの森田さんはマッシュルームカットを振り乱しながら演奏しています。
上半身をクルリと回し、ノリにノっていますね。
ドラムのNARAさんの動きはアクロバティック!!
特にバスドラムを踏むときの足の動きがダイナミックでカッコイイです。
ピアノ担当のウエノさんを見てみましょう。
キーボードの上にパソコンが置いてあります。
パソコンを使い、音色を変化させているのでしょうか?
どうやら彼はキーボード以外に、マニピュレーターも担当しているみたいですね。
そして赤と青のプロジェクトマッピングが交互に挿入されます。
赤の場面ではモミジを映したり、青の場面ではアジサイを映したりと、演出が日本的ですね。
歌詞が向かって右横に、縦で表示されています。
キーワードとなるような歌詞は、大きいフォントで表示されます。
この辺りもインパクトがあって飽きないですね。
歌詞紹介!!
Aメロ
忘れられた日の片隅
歩く人の川に沿って消える
雑踏となり先を急ぐには
人としての鮮やかさは邪魔だ
出典: 偽物の宴/作詞:京寺作曲:眩暈SIREN
人として産まれたからには、他人より目立って生きたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、眩暈SIRENはこれを否定します。
皆が皆、右にならえをして過ごしているような現代の日本。
それを皮肉るように、辛辣な言葉が突いて出ます。