切なさがいっぱいのバラード

緑黄色社会【幸せ】歌詞の意味を解説!口を滑らせた言葉は何だった?幸せを噛み締める瞬間に胸がじんわり…の画像

甘い歌声とやさしいメロディーラインで私たちを幸せな気分にさせてくれる。

そんな魅力たっぷりな曲が、緑黄色社会の「幸せ」です。

ふと聞き間違えてしまいそうな緑黄色社会ですが、名前の由来はなんだったのでしょうか?

実は本当に「緑黄色野菜」の聞き間違いで、ひょんなことから誕生した「緑黄色社会」。

アーティスト名は偶然できたものですが、生み出す曲は本物です。

アップテンポな曲とうっとりするような澄んだ歌声で聴く人を夢中にさせています。

しかし今回紹介する「幸せ」は、スローテンポで切なさを感じるバラード

緑黄色社会としては珍しいバラード曲ということで、注目を集めています。

幸せなのに切ない!?MV紹介

「幸せ」という曲だし、歌詞も幸せ感たっぷりなのに、どこか切なさをかんじませんか?

心から幸せを感じているのになんだか切ない。

それはなんとなく今の幸せが終わってしまいそうな不安があるからかもしれません。

これからも幸せでいられるかどうか分からない。

そんな行き場のない心情を、ボーカルの長屋晴子さんが見事に歌い上げています。

それにしても、髪を切ったショートヘアーの長屋さんの美しさと澄んだ歌声に見とれてしまいますね。

バラードは彼女の歌声が最もよく聴ける曲調ではないかなと思います。

それでは、幸せを表現したのに切ない歌詞の意味に迫っていきます。

思わず口を滑らせた言葉って?

あなたは今、幸せを感じていますか?誰と一緒にいるときが幸せですか?

幸せとは1人では叶えられないもの。誰かが側にいるからこそ感じることができるものです。

先生、友達、家族、恋人。それぞれの「誰か」がいると思います。

そしてこの曲の主人公の「誰か」とは、長い間片想いしていた男性だったようです。

昨日は考えてもいなかった幸せが、今日になって突然舞い込んできたとしたら?

そんな思いもよらない展開に、どのような気持ちになっていくのでしょうか。

歌詞には、幸せすぎる瞬間を忘れないように心の中にしまっておきたいという想いが綴られています。

こんなことってある?

少し前の私と話が出来るなら
こんな事想像していたかと
口を滑らせてしまうと思う

出典: 幸せ/作詞:長屋晴子 作曲:長屋晴子

冒頭から、いろいろな解釈ができる歌詞が出てきます。

この文章から想像できるのは、とことん幸せ気分に舞い上がっている恋人同士。

2行目は、「まさか想像していなかったでしょう?」という意味だと思います。

主人公は、まさかこんな風になるなんて、少し前には想像もしていなかったのです。

よく考えて話しているわけでないのに、つい口をついて出てきてしまうのでしょう。

なぜなら彼女は幸せすぎるから

何を口にするべきか、考えることすら難しくなっています。

「こんなにうまく行き過ぎていいのかな?」

幸せ感を感じながらも少しの不安が残るのも事実。

でも主人公は、どうかこのままこの幸せがずっと続きますようにと切に願います。

信じられない展開

小股で歩くその姿を
もうずっと後ろから見ていたから
歩幅は違えど同じ速度で歩くのが
可笑しくて 可笑しくて
幸せがこぼれそう

出典: 幸せ/作詞:長屋晴子 作曲:長屋晴子

後ろから歩く姿をずっと見ていたということは、主人公は長い間片想いをしていたということ。

いつも後ろから見ていた姿が、今では横にあります。

この幸せな瞬間を噛み締めたい。

そう思っているのは確かですが、ここでは「可笑しい(おかしい)」という表現をしています。

普通なら「うれしい」という表現をすると思いませんか?

こんなことあるわけないと思っていたからでしょうか。

うれしいというよりも、信じられないという気持ちの方が強かったからかもしれません。

突然幸せが自分に舞い降りたとき「え?どうして?」となんだかおかしくて笑ってしまうこともありますね。

主人公は、まさにそんな感じだったのだと思います。

今ずっと陰からみていたあの人の隣に自分がいる。

そんなシチュエーションに驚きながらも幸せを感じる主人公は、また彼への想いを膨らませはじめます。

幸せを思う存分楽しむ

どんな発見だってうれしい!

緑黄色社会【幸せ】歌詞の意味を解説!口を滑らせた言葉は何だった?幸せを噛み締める瞬間に胸がじんわり…の画像

あなたが好むもの
あなたが嫌うもの
初めはこんなに知らなかった
案外わがままなあなただった

出典: 幸せ/作詞:長屋晴子 作曲:長屋晴子