ここで曲調はガラッと変わり、3拍子の浮遊感が漂う伴奏へと移ります。
「Uh~」と入るコーラスがフワフワした雰囲気を出していて美しいですね♪
この浮遊感は歌詞の意味とも結びつきます。
目を瞑り、深い集中へと意識を向けます。
この瞑想(めいそう)にも似た状態を浮遊感で表現しているのでしょう。
そして、自分の目指す未来の達成を想像し、気持ちを奮い立たせていますね。
自分が成功した時のイメージを思い浮かべることは、実際にパフォーマンスを上げる効果があるそうです。
成功者ほど「失敗した時の自分」よりも「成功した時の自分」を想像しているんだとか。
それを知ると歌詞の意味にも頷けますね。
そして信念は結晶となる
「アルミナ」に込められたメッセージ
限りある「生」をこの世に受け 枯れゆくだけは愚かに等しい
他の誰もが持ち得ないもの 「自分自身」という名の結晶へ
出典: アルミナ/作詞:咲人 作曲:咲人
これまでの歌詞に込められたメッセージをストレートな言葉でまとめていますね。
自分自身の「輝き」を見失い、ただ埋もれていくだけの人生を「愚か」と言っています。
ただの白い粉であるアルミナで終わるのか、ルビーやサファイヤなどの宝石となって輝くのか。
この歌詞では何が必要で何が不要なのか取捨選択し、自分自身という結晶を形作っていくことを示しています。
絶対的な信念
キレイゴトを突き通すこと いつか誠へ変わる
頑に信じ続けたい It's just my faith. The absolute truth.
出典: アルミナ/作詞:咲人 作曲:咲人
「キレイゴト」はおそらく「理想」の批判的な言い方でしょう。
自分の思い描く理想が美徳と言われても、貫き通すことでいつかそれは真実へと変わっていく。
英文では「自分の信じるものが絶対的な真実である」と言っています。
「他者からの批判を恐れず自分の信じる道を突き進む姿」を表現しているのだと思います。
デスノートを用いた殺人は夜神月(=キラ)の信じる正義のもと行われました。
相手が犯罪者であっても人の命を奪う行為は犯罪です。
それを承知の上で行為を繰り返した夜神月(=キラ)は、この歌詞のイメージにピッタリですね。
未来へと突き進む「信奉者」
流れる時間の中瞬く刹那的煌きを
この世の記憶に刻むため 歩き続けるBeliever
出典: アルミナ/作詞:咲人 作曲:咲人
曲の一番最初に流れたサビと同じ歌詞ですね。
最初は分からなかったニュアンスも、歌詞を読みといた後だとより深く感じられます。
ほんの一瞬の輝きを見逃さない。
自分自身という結晶の輝きで世界の秩序をも覆してみせる。
自分の見据えた未来へ向かって埋もれることなく歩み続ける。
「Believer」とは「信奉者」という意味。
曲の途中で理想を信じ貫くことを「信仰」と表現していましたね。
「DEATH NOTE」の作中ではキラは「神」とたたえられていました。
夜神月(=キラ)の宗教的な要素を表現しているのでしょう。
最後に
自分の信じて突き進む力強さを感じさせる曲でしたね。
「自分を貫く」と言っても利己主義とは違う、気高い精神的な世界が感じられます。
夜神月(=キラ)だけでなく咲人のカリスマ性も覗くことができたのではないでしょうか。
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